こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
5つの循環器系より、今回は「動脈・静脈・
毛細血管」からなる血管系の お話をしますね。
血液が、血管中を流れる
方向は一定しています!
血管系(動脈・静脈・毛細血管)
👆引用元:https://www.ac-illust.com
❶ 動脈、❷ 静脈、❸ 毛細血管
の順に、深掘りしていきますね。
❶ 動 脈 と ❷ 静 脈
👆 心臓の血流イメージとして。
「動脈」と「静脈」の共通点3つ
① 血管壁が収縮すると ➡ 血管は細くなる。
② 血管壁が弛緩すると ➡ 血管は拡張する。
③「自律神経系」に制御されている
➡「心拍数」と同様。
「自律神経系」の詳細は👆こちらからどうぞ。
「動脈」と「静脈」の相違点・早見表
動 脈 | 静 脈 |
心臓から拍出された 血液を送る血管 | 心臓へ戻る 血液を送る血管 |
血管壁に弾力性あり 👇 圧力に耐えられる | 血管壁は動脈より薄い 👇 (静脈にかかる圧力は 比較的低いため) |
多くは、体の深部を 通るが。。 👇 頸(けい)部、手首、 肘の内側などでは、 皮膚の表面近くを通る 👇 心拍に合わせて 脈がふれる | 多くは皮膚の表面近くを 通るため、皮膚の上から 透けて見える 👇 四肢を通るため、血流が 重力の影響を受けやすい 👇 血液の逆流を防ぐ ため「静脈弁」が 発達している |
静脈弁は、一定の間隔で存在する
内腔に向かう薄い帆状のひだです。
👆「静脈弁」のイメージとして。
動脈に「弾力性」が なくなるとき
血漿中の過剰な「コレステロール」が
血管の内壁に、蓄積すると。。
👇
血液が流れにくくなり、動脈は
弾力性が損なわれ、もろくなる!
👆 血漿(けっしょう)と、血管の内壁
のイメージとして(正常な状態)。
「コレステロール」に関しては👆こちらへ。
👆 血管の内壁に「コレステロール」が蓄積!
いわゆる「血管が詰まった」状態ですね。
血流が悪くなるので「サラサラ」
ではなく「ドロドロ」と表現される
ことは、広く知られていますよね。
血圧測定は 上腕部の「動脈」で!
血管壁に かかる圧力(血圧)は、
通常「上腕部の動脈」で測定します。
👆「血圧測定」のイメージです。
最大血圧:心臓が「収縮」したときの血圧
最小血圧:心臓が「弛緩」したときの血圧
❸ 毛細血管
👆「毛細血管」のイメージとして。
動脈と静脈の間をつなぐように、体中の組織
に、細かく張り巡らされている細い血管です。
毛細血管の「血管壁」は 薄い!
「酸素」と「栄養分」が
血液中から組織へ、運び込まれる
👇
交換するように「二酸化炭素」や「老廃物」が
組織から血液中へ、取り込まれる
門脈(もんみゃく)👈 重要!
「消化管壁」を通る毛細血管の大部分は。。
👇
「門脈」という血管に集まり「肝臓」に入る
👆「門脈」のイメージです。
「全身 循環」する仕組み
「消化管」で吸収された物質は。。
👇
一度「肝臓」を通って、代謝・解毒を受ける
👇
その後、血流に乗って、全身を循環する
消化管では、生体に悪影響を及ぼす
物質(アルコール・毒素など)が
取り込まれることがあるためです。
「肝 初回通過効果」の詳細は👆こちらから。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。