こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
鎮咳去痰薬の今回は、3種類の抗炎症成分と
漢方処方製剤「甘草湯」の お話をしますね。
抗炎症成分
気道の炎症を和らげます。
❶ トラネキサム酸
❷ グリチルリチン酸二カリウム
❸ 生薬成分:甘草(カンゾウ)
👆「気道」のイメージとして。
❶ トラネキサム酸
「血栓」のある人や、起こすおそれのある人は
👇
凝固した血液の分解を抑える作用
があるため要注意、相談!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
👆「血栓」の予防に期待される松葉茶。
❷ グリチルリチン酸二カリウム
・ステロイド性抗炎症成分に類似の化学構造
ステロイド性抗炎症成分については👆こちら。
・大量摂取で「偽アルドステロン症」のおそれ
偽アルドステロン症については👆こちらへ。
❸ 生薬成分:甘草(カンゾウ)
👆写真は「甘草」です。
・マメ科、根及びストロン(皮去りカンゾウ)
・抗炎症作用のほか、
気道粘膜からの粘液分泌を促す作用もある
・甘味料としても、広く使用されているため
「重複摂取」の可能性
👇
継続して、多量摂取しないように、注意!
・1日 最大 服用量が、甘草として1g 以上
となる製品には、要注意!
👇
どのような人でも、長期連用は ✕!
「どのような人でも」とは、例えば
持病のある人も、そうでない人でも
長期連用は N G!という意味です。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
漢方薬:甘草湯(かんぞうとう)
構成生薬が「甘草のみ」の漢方処方製剤です。
【効能効果】体力に関わらず
激しい咳、咽頭痛、口内炎、しわがれ声に。
外用では「痔・脱肛」の痛みに。
【日本薬局方収載】煎薬としても同じ目的。
「甘草湯」の注意点
・短期間の服用に留め、連用しないこと!
・5~6回使用しても、改善しない場合
👇
継続使用せずに、いったん中止、受診!
・乳幼児に使用されることも(エキス製剤)
👇
「体格の個人差」から、体重あたりの
「グリチルリチン酸」の摂取量が多く
なることがあるため、特に注意!
👆「乳幼児」は特に注意!のイメージとして。
おすすめ!登録販売者ごるごり様
👆おすすめのYouTubeチャンネルです♥
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。