こんにちは。氷河 期世代です。前回からの
流れで今回は、その他の「循環器用薬」より
2種類の「漢方処方製剤」の お話をしますね。
その他の「循環器用薬」
👆引用元:https://www.ac-illust.com
・高血圧や、心疾患に伴う、諸症状の改善に
・体質の改善、または症状の緩和を主眼とする
・一般用医薬品の使用は補助的なもの
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疾患そのものを治療するものではない!
「循環器用薬」の相互作用
✕「強心薬」などとの併用
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作用が増強して、心臓に負担!
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副作用が現れやすくなるおそれ!
👆「強心薬」との併用は N G!のイメージ。
「強心薬」に関しては👆こちらから、どうぞ。
漢方処方製剤(漢方薬)
2種類の どちらも「甘草」を含みません!
三黄瀉心湯 体力中等度以上
七物降下湯 体力中等度以下
登録販売者試験では、体力が中等度
以上と以下の2種類しか登場しない
ため比較的、覚えやすいですよね。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(「甘草」を含まない漢方薬のまとめです)
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
構成生薬:大黄・黄芩・黄連 ➡「三黄」
【効能効果】体力中等度以上 👈 大黄あり!
のぼせ気味で、顔面紅潮、精神不安、
みぞおちのつかえ、便秘傾向のあるものの
高血圧の随伴症状、鼻血、痔出血、便秘、
更年期障害、血の道症に。
【高血圧の随伴症状とは】
のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安。
「大黄」に関しては👆こちらから、どうぞ。
「大黄」が入っている漢方薬は、
体力がある人(中等度以上)や、
便秘の人向け!と連想できますね。
「三黄瀉心湯」の注意点・副作用
・体力虚弱、胃腸虚弱で下痢しやすい人、
出血が長引いている人には不向き
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激しい腹痛を伴う下痢などの副作用
✕「瀉下(しゃげ)薬」との併用
・「鼻血」に対して。。
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5~6回使用後も改善しない場合は、相談!
・「痔出血」「便秘」に用いる場合
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1週間位使用後も改善しなければ、相談!
・他の症状には比較的、長期間(1か月位)
服用されることもあるため、注意!
👆「鼻血」のイメージとして。
七物降下湯(しちもつこうかとう)
構成生薬:当帰、芍薬、川芎、地黄、黄耆、
黄柏、釣藤鈎 ➡「七物」
【効能効果】体力中等度以下
顔色が悪く、疲れやすい、胃腸障害のない
ものの、高血圧の随伴症状に。
【高血圧の随伴症状とは】
のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重。
「七物降下湯」の注意点・副作用
・胃腸虚弱で、下痢しやすい人には不向き
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胃部不快感などの副作用
・比較的、長期間(1か月位)服用される
こともあるため、注意!
・✕ 15歳未満の小児
「小児向け」では ありません!
👆 長期間(1か月位)のイメージとして。
「体質の改善」を主眼とする漢方薬
の場合は基本、長期間(1か月位)
ですが「三黄瀉心湯」の鼻血や、
便秘に用いる場合の期間に注意!
おすすめ!登録販売者ごるごり様
👆おすすめのYouTubeチャンネルです♥
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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