こんにちは。氷河 期世代です。今回も、
「滋養強壮保健薬」より、強壮作用が期待
される「生薬成分」の お話をしますね。
たくさんの生薬たちが登場します
ので2回に分けて、お話します。
「滋養強壮保健薬」生薬成分その1
強壮作用が期待される代表的な
生薬成分は、以下の4種類です。
❶ 人参(ニンジン)
❷ 地黄(ジオウ)
❸ 当帰(トウキ)
❹ 川芎(センキュウ)
👆「高麗人参」といえば、韓国の伝統料理
参鶏湯(サムゲタン)が有名ですよね。
「生薬 主薬 保健薬」とは
上記の生薬成分が既定値 以上
配合されているものが「生薬 主薬 保健薬」
👇
虚弱体質、肉体疲労、病中病後の体力低下、
胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症に
👇
滋養強壮の効能が認められている
「薬用酒」とは
・数種類の生薬をアルコールで抽出したもの
・「アルコール」含有のため、服用後には
👇
乗り物、または機械類の運転操作は N G!
・血行促進!作用あり
👇
手術や、出産直後などで
出血しやすい人は N G!
❶ 人参(ニンジン)
別名:高麗(こうらい)人参、
または朝鮮人参
基原:ウコギ科、オタネニンジンの
細根を除いた根、またはこれを
軽く湯通ししたもの
効果:神経系を興奮させて、副腎皮質
の機能を亢進する等の作用より
👇
外界からのストレス刺激に対する
抵抗力や、新陳代謝を高める
👆「高麗人参」のイメージとして。
❷ 地黄 ❸ 当帰 ❹ 川芎
❷ 地黄(ジオウ)
基原:ゴマノハグサ科、
アカヤジオウなどの根
または根を蒸したもの
❸ 当帰(トウキ)
セリ科、根を通例、湯通ししたもの
❹ 川芎(センキュウ)
セリ科、根茎を通例、湯通ししたもの
よろしければ👆こちらもご覧ください。
👆 写真は、アカヤジオウ(赤矢地黄)です。
❷ ❸ ❹ の生薬に期待される効果
・血行促進作用
・強壮、鎮静、鎮痛などの作用
その他の「強壮作用」生薬成分6つ
① 大棗(タイソウ)👈 果実
② 五味子(ゴミシ)👈 果実
③ 山茱萸(サンシュユ)👈 偽果
④ 山薬(サンヤク)👈 根茎
⑤ 黄耆(オウギ)👈 根
⑥ 何首烏(カシュウ)👈 塊根
3つの果実と、3つの根ですね。
以下、番号順に深掘り します。
① 大棗(タイソウ)
基原:クロウメモドキ科、ナツメの果実
鎮静の酸棗仁(サンソウニン)
も「クロウメモドキ科」です。
「棗」が共通していますよね。
② 五味子(ゴミシ)
基原:マツブサ科、チョウセンゴミシの果実
👆 写真は、チョウセンゴミシの果実です。
③ 山茱萸(サンシュユ)
基原:ミズキ科、サンシュユの偽果の果肉
「健胃」の山査子(サンザシ)
も、同じく「偽果」が基原です。
④ 山薬(サンヤク)
基原:ヤマノイモ科、ヤマノイモ、または
ナガイモの周皮を除いた根茎
ナガイモ(長芋)を「とろろ」
にして食べると、元気になる!
というイメージで覚えました。
👆 写真は、長芋の「とろろ」です。
⑤ 黄耆(オウギ)
基原:マメ科、キバナオウギ、または
Astragalus の根
漢方薬の「防已黄耆湯」は👆こちらをどうぞ。
⑥ 何首烏(カシュウ)
基原:タデ科、ツルドクダミの塊根
👆 写真は「ツルドクダミ」です。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
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ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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