こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
皮膚の薬の殺菌消毒成分より、陽性 界面活性
成分や、受診勧奨、一般的な対応の お話です。
❹ 陽性 界面活性 成分
👆 石けんと混合すると、効果が低下します!
・一般細菌類、真菌類に作用
・石けんと混合すると ➡ 効果が低下!
👇
石けんを十分に洗い落としてから使用する
・同種の成分「セトリミド」が配合
されていることも ある
ベンザルコニウム塩化物
ベンゼトニウム塩化物
セチルピリジニウム塩化物
セトリミド
成分名は「○○ニウム」が
多いので分かりやすいですね。
❺ その他の殺菌消毒成分
👆「殺菌消毒」のイメージとして。
① クロルヘキシジン塩酸塩 など
②エタノール(消毒用エタノール)
③「タンパク質」を変性させて作用する
成分
① クロルヘキシジン塩酸塩など
・一般細菌類、真菌類に作用
➡ 比較的、広く作用する!
クロルヘキシジン塩酸塩
クロルヘキシジングルコン酸塩
②エタノール(消毒用エタノール)
👆「消毒用エタノール」のイメージとして。
・一般細菌類、真菌類、結核菌、ウイルス
の4種類、すべてに作用!
エタノールは、ヨウ素系と同様に
オールマイティ!な作用ですね。
・皮膚への「刺激性」が強い!
👇
軽く清拭するに留めること!
・✕ 脱脂綿や、ガーゼに浸して貼付
・✕ 目の周りや、粘膜(口唇など)への使用
エタノールは、創傷面の殺菌消毒
のほか、手指、皮膚、器具類の消毒
にも用いられる有名な成分ですね。
・「揮発性」で、引火しやすい!
・蒸気の吸引にも、注意!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
③「タンパク質」を変性させて作用
👆「タンパク質」のイメージとして。
・細菌、真菌類に作用
・患部の化膿を防ぐ
イソプロピルメチルフェノール
フェノール(液状フェノール)
チモール
レゾルシン
「レゾルシン」には、角質層軟化作用もある
👇
「にきび、みずむし、たむし用薬」に配合
覚え方の語呂合わせ(細菌・真菌)
殺菌消毒成分の覚え方・語呂合わせ
👇
「クロル ニウム フェノール」
👇
クロルヘキシジン塩酸塩 など
ベンザルコニウム塩化物 など
フェノール・チモール など
👇
これらは「一般細菌類・真菌類」に
作用するものと、まとめて覚えました。
受診を勧める場合(受診勧奨)
👆「低温やけど」のイメージとして。
・すべての細菌や、ウイルスに効果は ない!
・5~6日経過後、痛みが強まったり、
赤く化膿している場合 ➡ 受診!
・低温火傷(やけど)は。。
👇
表面上では軽傷に見えても、
組織の損傷が深部に達していることも!
・出血が著しく止まらない場合や、
患部が広範囲な場合、火傷がひどい場合
👇
状態が悪化する おそれ!
一般的な対応(創傷など)
👆「創傷」のイメージとして。
出血しているとき
・創傷部に清潔なガーゼや、ハンカチを当てる
👇
圧迫止血(5分程度)
・創傷部を心臓より高くして圧迫すると
👇
止血の効果が高まる!
👆「心臓より高くして圧迫」するイメージ。
火傷(やけど)・熱傷のとき
速やかに!水道水などで熱傷部を冷やす
👇
15 ~ 30分間、痛みを感じなくなるまで
👇
水疱(水ぶくれ)を破らないように
軽くガーゼなどで覆う
👇
水疱が破れると、感染を起こして
化膿することがあるため、留意!
👆 水道水で15 ~ 30分間、冷やすイメージ。
最近は創傷面を「乾燥させない」絆創膏も
創傷面の浸出液中には。。
👇
表皮を再生する元となる細胞を
活性化させる成分が含まれるため
👇
乾燥させない方が治癒が早い!
との考えも広まっている
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外皮の表面には「皮膚常在菌」が存在
化膿の原因となる黄色ブドウ球菌、連鎖球菌
などの増殖を防ぐのが「皮膚常在菌」
👇
創傷部に、殺菌消毒成分を繰り返し使用すると
👇
「皮膚常在菌」が殺菌されてしまう!
👇
組織修復が妨げられ、治癒しにくく
状態を悪化させることが ある!
殺菌・消毒も、やりすぎは
N G! ということですね。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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