こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
解熱鎮痛薬より過去問を2つ、お出しします。
化学的に合成された解熱鎮痛成分
の範囲(第3章)からになります。
ご一緒に、楽しく学べますように!
登録販売者試験「過去問」より
Q1.次の記述は、解熱鎮痛成分に関する
ものである。該当する成分は ① ~ ⑤
のうちどれか。
主として中枢作用によって解熱鎮痛を
もたらすため、末梢における抗炎症
作用は期待できない。その分、他の
解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少
なく空腹時に服用できる製品もある。
まれに重篤な副作用として皮膚粘膜眼
症候群、中毒性表皮壊死融解症、急性
汎発性発疹性膿疱症、間質性肺炎、腎
障害、肝機能障害を生じることがあり
特に定められた用量を超えて使用した
場合や日頃から酒類(アルコール)を
よく摂取する人で起こりやすい。
① アスピリン
② イブプロフェン
③ エテンザミド
④ アセトアミノフェン
⑤ イソプロピルアンチピリン
👆日頃から酒類をよく摂取するイメージ。
A1.④
詳細は👆こちらから、ご確認いただけます。
Q2.化学的に合成された解熱鎮痛成分
(アセトアミノフェンを除く)に関
する以下の記述のうち、正しいもの
はどれか。
❶ 末梢におけるプロスタグランジンの
産生抑制は、腎血流量を減少させる
ため、腎機能に障害があると、その
症状を悪化させる可能性がある。
❷ 悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、
関節痛に用いられるが、筋肉痛、肩
こり痛には用いられない。
❸ イブプロフェンは、プロスタグラン
ジンの産生を抑制することで消化管
粘膜の防御機能を上昇させる。
❹ アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と
比較して胃腸障害を起こしにくい。
👆「肩こり痛」のイメージとして。
A2.❶
❷「筋肉痛」と「肩こり痛」も、
効能・効果に含まれています!
痙攣(けいれん)性の内蔵の痛み
(胃痛や、腹痛を含む)には、
効果が期待できない!でしたね。
👆こちらから、復習していただけます。
よろしければ👆こちらもご覧ください。
❸ 消化管粘膜の防御機能を上昇
ではなく「低下」させるため。。
👇
「胃潰瘍(かいよう)」などの
既往歴のある人は、再発のおそれ!
👆 こちらから、確認していただけます。
❹ 真逆で、胃腸障害を起こしやすい
👇
「アスピリンアルミニウム」など
胃腸障害を軽減する製品もあり!
よろしければ👆こちらもご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。