こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「解熱鎮痛薬」の過去問を、お出ししますね。
第3章の範囲から、全2問です。
ピンク色の文字(テキスト)を
タップ(クリック)していただくと
すぐに、詳細の確認ができます。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.解熱鎮痛薬に関する次の記述のうち、
正しいものはどれか。
❶ ボウイは、フトミミズ科の
Pheretima aspergillum Perrier
またはその近縁動物の内部を除いた
ものを基原とする生薬で、古くから
「熱さまし」として用いられてきた。
❷ アセトアミノフェンには、血液を
凝固しにくくさせる作用があり、
医療用医薬品として、血栓ができ
やすい人に対する血栓予防薬の成分
としても用いられる。
❸ エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分
に比べ、痛みが神経を伝わっていく
のを抑える働きが強く、予期せぬ
作用の増幅が懸念されることから、
他の解熱鎮痛成分と組み合わせて
配合してはならないとされている。
❹ イソプロピルアンチピリンは解熱
および鎮痛の作用は比較的強いが、
抗炎症作用は弱いため、他の解熱
鎮痛成分と組み合わせて配合される。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A1.❹
❶ ボウイではなく地竜(ジリュウ)。
地竜 ➡ 地を這う竜 ➡ フトミミズ
とイメージできるので、生薬は
漢字も覚えておくと良いですね。
❷ アセトアミノフェンではなく
アスピリンの説明文になります。
アセトアミノフェンの詳細は👆こちらへ。
アスピリンの詳細は👆こちらをどうぞ。
❸ エテンザミドといえば A C E 処方
の「E」なので、むしろ組み合わせ
配合を良しとしていますよね。
詳細は、先ほど❷でご案内しました
ブログ(155)をご覧ください。
Q2.次の解熱鎮痛薬の配合成分のうち、
一般用医薬品において15歳未満の
小児に対して、いかなる場合も使用
してはならないものとして、正しい
ものを2つ選びなさい。
① アスピリン
② イソプロピルアンチピリン
③ イブプロフェン
④ アセトアミノフェン
👆「15歳未満の小児」イメージとして。
A2.① と ③
アスピリンなどのサリチル酸系は
「ライ症候群」発症との関連性が
示唆されていましたよね。詳細は
ご案内済みのブログ(155)へ。
イブプロフェンは、医療用医薬品
では使用されることもありますが
一般用医薬品では小児向け製品は
ないので、いかなる場合も禁忌!
イブプロフェンの詳細は👆こちらをどうぞ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。