こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「循環器系」からの過去問を 編集しました。
第2章より、全3問あります。
解答は、画像の後に出ますので
ゆっくりスクロールしてください。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.次の記述は、循環器系に関するもので
ある。正しいものを2つ選びなさい。
(a) 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、
全身から集まってきた血液を、肺へ送り
出し、肺でガス交換が行われた血液は、
心臓の左側部分(左心房、左心室)に
入り、全身に送り出される。
(b) 血管壁にかかる圧力を血圧といい、
主に血管が収縮したときの血圧を最大
血圧という。
(c) 血液が、血管中を流れる方向は一定
しており、心臓から拍出された血液を
送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る
血管を動脈という。
(d) 四肢を通る静脈では、血流が重力の
影響を受けやすいため、静脈弁が血液
の逆流を防いでいる。
👆 血圧測定のイメージです。
A1.(a) と (d)
(b) 血管が収縮ではなく「心臓が収縮」。
(c) 「動脈」と「静脈」が、逆ですよね。
👇
心臓から、拍出された血液 ➡「動脈」
心臓へ戻る血液を送る血管 ➡「静脈」
👆こちらから、復習していただけます。
Q2.循環器系に関する次の記述のうち、
正しいものを2つ選べ。
① 血液は、血漿と血球からなり、酸素や
栄養分を全身の組織に供給し、二酸化
炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ。
② 好中球は、白血球の約5%と少ない
が、白血球の中で最も大きく、強い
食作用を持つ。
③ 血管の損傷部位では、血小板から放出
される酵素によって血液を凝固させる
一連の反応が起こり、血漿タンパク質
の一種であるフィブリンが傷口で重合
して繊維状のフィブリノゲンとなる。
④ リンパ管には、逆流防止のための弁が
あって、リンパ液は一定の方向に流れ
ている。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A2.① と ④
② 好中球ではなく「単球」の説明文。
③ フィブリンと、フィブリノゲンが逆!
👇
血漿タンパク質のフィブリノゲンが
重合して繊維状のフィブリンとなる。
ペプシノーゲンからペプシン、
トリプシノーゲンからトリプシン
の、名称の変化と似ていますね。
Q3.循環器系に関する記述のうち、
正しいものを2つ選びなさい。
❶ 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の
細胞で、血液全体の約 40 %を占め、
赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
❷ リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織
の中に入り込むことができ、組織の中
では、マクロファージ(貪食細胞)と
呼ばれる。
❸ リンパ液の流れは、主に心筋の収縮に
よるものであり、流速は血流に比べて
速い。
❹ 血漿に含まれるグロブリンは、その多く
が免疫反応において体内に侵入した細菌
やウイルス等の異物を特異的に認識する
抗体としての役割を担う。
👆 マクロファージ(貪食細胞)のイメージ。
A3.❶ と ❹
❷ リンパ球ではなく「単球」の説明文。
詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(376)から、どうぞ。
❸ 心筋ではなく「骨格筋」によるもので
あり、流速は血流に比べて「穏やか」。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。