こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
まして「歯や口中に用いる薬」より、今回は
「口内炎用薬」からの過去問を集めました。
空気が乾燥する、この時期は口中も
乾燥して雑菌が繫殖しやすくなり、
口内炎になるリスクも高まります!
登録販売者試験「過去問」より
Q1.口内炎および口内炎用薬に関する
以下の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
❶ 口内炎は、栄養摂取の偏り、スト
レスや睡眠不足、唾液分泌の低下、
口腔内の不衛生などが要因となって
生じるとされる。
❷ 一般用医薬品の副作用として口内炎
が現れることはない。
❸ 口内炎や舌炎は、口腔の粘膜上皮に
水疱や潰瘍ができて痛み、ときに
口臭を伴う。
❹ 茵蔯蒿湯は、口内炎等に用いられる
漢方処方製剤であるが、体の虚弱な人
(体力の衰えている人、体の弱い人)、
胃腸が弱く下痢しやすい人では不向き
とされる。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A1.❷
一般用医薬品でも、副作用として
現れることがあります!よね。
👆 こちらから、復習していただけます。
Q2.口内炎及び口内炎用薬に関する記述
のうち、誤っているものはどれか。
① 口内炎が、長期間にわたって症状が
長引いている場合は、口腔粘膜に生
じた腫瘍である可能性がある。
② 口内炎は1~2週間で自然寛解し、
1ヶ月以上にわたって症状が長引く
ことはない。
③ 口内炎の再発を繰り返す場合、
ベーチェット病などの可能性も考え
られるので、医療機関を受診する
などの対応が必要である。
④ 口内炎用薬に配合されるシコンは、
口腔粘膜の組織修復促進、抗菌など
の作用を期待して用いられる。
👆 生薬「紫根(シコン)」のイメージ。
A2.②
通常、1~2週間で自然寛解するが
👇
1ヶ月以上、症状が長引くこともある
👇
長期間にわたっている場合は、口腔
粘膜に生じた「腫瘍」の可能性も!
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(269)をご覧ください。
Q3.口内炎および口内炎用薬に関する
次の記述のうち、正しいものを2つ
選びなさい。
(a) グリチルレチン酸は、患部から
の細菌感染を防止することを目的
として用いられる。
(b) ステロイド性抗炎症成分が配合
された口内炎用薬は、長期連用を
避ける必要がある。
(c) 口内炎用薬には、患部からの細菌
感染を防止することを目的として、
アズレンスルホン酸ナトリウム
(水溶性アズレン)が配合されて
いる場合がある。
(d) セチルピリジニウム塩化物は、
患部からの細菌感染を防止する
ことを目的として配合される。
👆覚え方の語呂合わせ・イメージとして。
A3.(b) と (d)
(a) グリチルレチン酸は、抗炎症成分
👇
口腔粘膜の炎症を和らげますよね。
(c) アズレンスルホン酸ナトリウム
は「組織修復成分」でしたよね。
覚え方の語呂合わせは
「アラン・ドロンとの
関係を修復 する」
👆 こちらから、ご確認いただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。