こんにちは。氷河 期世代です。前回同様、
外皮用薬より「抗菌」「抗真菌」成分と、
「毛髪用剤(薬)」からの過去問です。
毛髪用薬(剤)は「頭皮・毛根」
に作用するため「皮膚に用いる薬」
として、その範囲に含まれます。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.外皮用薬の配合成分と、その主な
作用の組み合わせについて、正しい
ものを2つ選びなさい。
① ホモスルファミン
→細菌の D N A 合成を阻害する
② バシトラシン
→細菌のタンパク質合成を阻害する
③ テルビナフィン塩酸塩
→患部を酸性にし、皮膚糸状菌の
発育を抑制する
④ ビホナゾール
→皮膚糸状菌の細胞膜を構成する
成分の産生を抑制する
👆覚え方の語呂合わせ・イメージとして。
A1.① と ④
② タンパク質ではなく「細胞壁」。
覚え方の語呂合わせ・イメージは
「石橋の壁を壊す」でしたよね。
詳細は👆こちらから、ご確認ください。
③ は「ウンデシレン酸」の説明文。
「○○フィン」のテルビナフィンは
細胞膜を構成する成分の産生を妨げる
という、シンプルな作用でしたよね。
よろしければ👆こちらもご確認ください。
Q2.次の記述にあてはまる毛髪用薬の
配合成分は (a)~(e) のうちどれか。
末梢組織(適用局所)においてアセ
チルコリンに類似した作用(コリン
作用)を示し、頭皮の血管を拡張、
毛根への血行を促すことによる発毛
効果を期待して用いられる。
副作用として、コリン作用による局所
又は全身性の発汗、それに伴う寒気、
震え、吐きけが現れることがある。
(a) カルプロニウム塩化物
(b) エストラジオール安息香酸エステル
(c) カシュウ
(d) チクセツニンジン
(e) ヒノキチオール
👆 写真は「ヒノキの葉」です。
A2.(a) カルプロニウム塩化物
(b) エストラジオール安息香酸エス
テルは、「女性ホルモン」による
「脱毛抑制効果」でしたよね。
(c) カシュウは頭皮の「脂質代謝」を
高めて、余分な「皮脂」を取り除く
👇
良質な脂質を含むカシューナッツを
イメージすると覚えやすいですね。
(d) チクセツニンジンは、根菜の人参
のイメージどおり血行促進、抗炎症
などの作用が期待されています。
👆 こちらから、復習していただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。