こんにちは。氷河 期世代です。まだ続き
ます、お馴染みの「外皮用薬」からです。
にきび薬などの「抗菌成分」と、
みずむし薬などの「抗真菌成分」を
中心に編集しましたので、どうぞ!
登録販売者試験「過去問」より
Q1.外皮用薬に配合される成分に関する
以下の記述のうち、誤っているものは
どれか。
❶ スルファジアジンは、細菌の D N A
合成を阻害することによる抗菌作用を
目的として用いられる。
❷ フラジオマイシン硫酸塩は、細菌の
タンパク質合成を阻害することによる
抗菌作用を目的として用いられる。
❸ クロトリマゾールは、皮膚糸状菌の
細胞膜を構成する成分の産生を妨げ
たり、細胞膜の透過性を変化させる
ことにより、その増殖を抑える。
❹ シクロピロクスオラミンは、患部を
酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を
抑える。
❺ ピロールニトリンは、菌の呼吸や、
代謝を妨げることにより皮膚糸状菌
の増殖を抑える。
👆「サルファ剤」の覚え方の
語呂合わせ・イメージ。
A1.❹
「酸性」「発育を抑える」といえば、
「ウンデシレン酸」でしたよね。
覚え方の語呂合わせ・イメージは
「産後の育児は試練」リアルです。
シクロピロクスオラミンは、細胞膜に
作用し、皮膚糸状菌の増殖・生存に
必要な物質の輸送機能を妨げます。
👆 こちらから、ご確認いただけます。
Q2.外皮用薬に配合される成分とその
主な作用との関係について、正しい
ものを2つ選びなさい。
① スルファジアジン
→ 細菌のDNA合成を阻害
② クロラムフェニコール
→ 細菌の細胞壁合成を阻害
③ ミコナゾール硝酸塩
→ 皮膚糸状菌の細胞壁を構成する
成分の産生を抑制
④ ウンデシレン酸
→ 患部を酸性にし、皮膚糸状菌の
発育を抑制
👆「クロラムフェニコール」の
覚え方の語呂合わせ・イメージ。
A2.① と ④
② 細胞壁ではなく「タンパク質」。
覚え方の語呂合わせ・イメージ
としては、「わんぱく坊主に、
黒いラジオを壊された」です。
👆 こちらから、復習していただけます。
③ 細胞壁ではなく「細胞膜」です。
抗真菌成分の「真」は「ま」と読み
ますよね。ゆえに「まく(膜)」に
作用するイメージで、覚えました。
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(258)をご覧ください。
よろしければ👆こちらもご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。