こんにちは。氷河 期世代です。まだまだ
つづきます、今回も「皮膚に用いる薬」
から「外皮用薬」の過去問を集めました。
主に、ステロイド性抗炎症成分と
非ステロイド性抗炎症成分の範囲
から集めた過去問です、どうぞ。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.外皮用薬に用いられる配合成分に
関する以下の記述のうち、正しい
ものを2つ選びなさい。
❶ ケトプロフェンは、主に皮膚の炎症
による、ほてりや痒み等の緩和を目的
として用いられる。
❷ フェルビナクは、殺菌作用を有する
ため、皮膚感染症に対しても効果が
ある。
❸ ジクロフェナクナトリウムは、主に
筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等に伴う
痛みを鎮める目的として用いられる。
❹ インドメタシンは、皮膚の下層に
ある骨格筋や関節部まで浸透して、
プロスタグランジンの産生を抑える。
❺ サリチル酸メチルは、分子内にステ
ロイド骨格を持つ化合物である。
👆「筋肉痛」のイメージとして。
A1.❸ と ❹
❶ ケトプロフェンの作用は、❹の
説明文と同様、P G の産生を抑制
👇
筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による
鎮痛などを目的として用いられます。
❷ フェルビナクも、ケトプロフェン
同様、P G 産生抑制による「鎮痛」
👇
ゆえに、殺菌作用は、ありません!
👆 こちらから、ご確認いただけます。
❺ サリチル酸メチルの作用としては
👇
・局所刺激作用により、血行促進
・末梢の知覚神経に「軽い麻痺
(まひ)」➡ 鎮痛作用
サリチル酸メチルは、❶ ~ ❹ の
非ステロイド性抗炎症成分と同様、
P G 産生抑制作用も期待!されて
いますが、その他の配合成分です。
よろしければ👆こちらもご確認ください。
Q2.外皮用薬に関する次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
① 外皮用薬で用いられるステロイド性
抗炎症成分は、体の一部分に生じた
湿疹・皮膚炎、かぶれ、あせも、虫
さされ等の一時的な皮膚症状の緩和を
目的とするものであり、広範囲に生じ
た皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎、
アトピー性皮膚炎を対象とするもの
ではない。
② インドメタシンやフェルビナク等を
含む外用剤は、喘息を起こしたこと
がある人は使用しないこととされて
いる。
③ ジクロフェナクナトリウムは皮膚
の下層にある骨格筋や、関節部まで
浸透して、プロスタグランジンの
産生を抑える作用を示す。
④ ジクロフェナクを含む外用剤では、
光線過敏症が起こるおそれがある
ため、戸外活動を避け、患部を衣服
やサポーター等で覆う必要がある。
👆「光線過敏症」の予防イメージ。
A2.④
「光線過敏症」の副作用は、
特に「ケトプロフェン」に多い!
👇
次に「ピロキシカム」にも注意!
👇
ジクロフェナクナトリウムでも注意。
最も要注意なのはケトプロフェン!
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(250)をご覧ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。