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522|過去問|皮膚用薬 ⑸ サリチル酸メチル・グリコールほか

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こんにちは。氷河 期世代です。まだまだ
つづきます、今回も「皮膚に用いる薬
から「外皮用薬」の過去問を集めました。

主に、ステロイド性抗炎症成分と
非ステロイド性抗炎症成分の範囲
から集めた過去問です、どうぞ。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.外皮用薬に用いられる配合成分に
  関する以下の記述のうち、正しい
  ものを2つ選びなさい。

 ❶ ケトプロフェンは、主に皮膚の炎症
  による、ほてりや痒み等の緩和を目的
  として用いられる。

 ❷ フェルビナクは、殺菌作用を有する
  ため、皮膚感染症に対しても効果が
  ある。

 ❸ ジクロフェナクナトリウムは、主に
  筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等に伴う
  痛みを鎮める目的として用いられる。

 ❹ インドメタシンは、皮膚の下層に
  ある骨格筋や関節部まで浸透して、
  プロスタグランジンの産生を抑える。

 ❺ サリチル酸メチルは、分子内にステ
  ロイド骨格を持つ化合物である。

    👆「筋肉痛」のイメージとして。

A1.

  ❶ ケトプロフェンの作用は、❹の
  説明文と同様、P G の産生を抑制
         👇
  筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による  
  鎮痛などを目的として用いられます。

  ❷ フェルビナクも、ケトプロフェン
   同様、P G 産生抑制による「鎮痛
          👇
   ゆえに、殺菌作用は、ありません!

 👆 こちらから、ご確認いただけます。

  ❺ サリチル酸メチルの作用としては
          👇
   ・局所刺激作用により、血行促進
   ・末梢の知覚神経に「軽い麻痺
    (まひ)」➡ 鎮痛作用

サリチル酸メチルは、❶ ~ ❹ の
非ステロイド性抗炎症成分と同様、
P G 産生抑制作用も期待!されて
いますが、その他の配合成分です。

よろしければ👆こちらもご確認ください。

Q2.外皮用薬に関する次の記述のうち、
  誤っているものはどれか。

 ① 外皮用薬で用いられるステロイド性
  抗炎症成分は、体の一部分に生じた
  湿疹・皮膚炎、かぶれ、あせも、虫
  さされ等の一時的な皮膚症状の緩和を
  目的とするものであり、広範囲に生じ
  た皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎、
  アトピー性皮膚炎を対象とするもの
  ではない。

 ② インドメタシンやフェルビナク等を
  含む外用剤は、喘息を起こしたこと
  がある人は使用しないこととされて
  いる。

 ③ ジクロフェナクナトリウムは皮膚
  の下層にある骨格筋や、関節部まで
  浸透して、プロスタグランジンの
  産生を抑える作用を示す。

 ④ ジクロフェナクを含む外用剤では、
  光線過敏症が起こるおそれがある
  ため、戸外活動を避け、患部を衣服
  やサポーター等で覆う必要がある。

紫外線対策のイメージとして

   👆「光線過敏症」の予防イメージ。

A2.
  「光線過敏症」の副作用は、
  特に「ケトプロフェン」に多い
         👇
  次に「ピロキシカム」にも注意!
         👇
  ジクロフェナクナトリウムでも注意。

最も要注意なのはケトプロフェン
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(250)をご覧ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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