こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
皮膚に用いる薬から「外皮用薬」より今回も
配合成分に関する、過去問をお出ししますね。
主に、非ステロイド性抗炎症成分の
過去問を集めましたので、どうぞ。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.痒み、腫れ、痛み等を抑える外皮
用薬の配合成分に関する以下の記述
のうち、誤っているものはどれか。
❶ デキサメタゾンは、末梢組織の免疫
機能を高める作用を示し細菌、真菌、
ウイルスによる皮膚感染を防ぐ。
❷ ウフェナマートは、炎症を生じた
組織に働いて細胞膜の安定化、活性
酸素の生成抑制などの作用により、
抗炎症作用を示すと考えられている。
❸ インドメタシンは筋肉痛、関節痛、
打撲、捻挫等による鎮痛等を目的
として用いられる。
❹ 紫外線により、使用中または使用後
しばらくしてから重篤な光線過敏症
が現れることがあるため、ケトプロ
フェンが配合された外皮用薬を使用
している間および使用後も当分の間
は天候に関わらず戸外活動を避ける
とともに、日常の外出時も塗布部を
衣服、サポーター等で覆い、紫外線
に当たるのを避ける必要がある。
👆「紫外線」のイメージとして。
A1.❶
真逆です!高めない上に防ぎません!
👇
末梢組織の免疫機能を低下させる作用
👇
「皮膚感染」や「持続的な刺激感」
の副作用が現れることがあります。
「○○ゾン」のデキサメタゾンは、
ステロイド性抗炎症成分ですよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
Q2.外皮用薬として用いられる
非ステロイド性抗炎症成分に関する
次の記述のうち、正しいものを2つ
選びなさい。
① インドメタシンは、肥満細胞から
遊離したヒスタミンとその受容体
タンパク質との結合を妨げる。
② インドメタシンを妊娠末期のラット
に経口投与した実験において、胎児
に動脈管の収縮が見られたとの報告
がある。
③ フェルビナクは、皮膚の下層にある
骨格筋や、関節部まで浸透してプロ
スタグランジンの産生を抑える。
④ ピロキシカムは、細胞膜の安定化、
活性酸素の生成抑制などの作用により
抗炎症作用を示すと考えられている。
⑤ ジクロフェナクナトリウムは、殺菌
作用があり、皮膚感染症に対しても
効果がある。
👆「ラット」のイメージとして。
ラットは、野生のドブネズミを
実験用に改良・飼育されている
品種(しろねずみ)だそうです。
A2.② と ③
① インドメタシンではなく、
「抗ヒスタミン成分」の説明文ですね。
抗ヒスタミン成分は👆こちらをどうぞ。
④ ピロキシカムではなく、
「ウフェナマート」の説明文です。
⑤ ジクロフェナクナトリウムではなく
「殺菌消毒成分」の説明文ですよね。
👆 こちらから、ご確認いただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。