こんにちは。氷河 期世代です。日に日に
秋らしくなってきましたね。蚊に刺され
やすい次男は「とびひ」に要警戒な時期。
今回からは、皮膚に用いる薬より、
「外皮用薬」に関する過去問です。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.外皮用薬に関する以下の記述の
うち、誤っているものはどれか。
❶ 外皮用薬は、表皮の角質層が柔ら
かくなることで有効成分が浸透し
やすくなることから、入浴後に
用いるのが効果的とされる。
❷ 軟膏剤は、その薬剤を容器から直接
指に取り、患部に塗布した後、また
指に取ることを繰り返すと、容器内
に雑菌が混入するおそれがあるため
いったん手の甲などに必要量を取って
から患部に塗布することが望ましい。
❸ 貼付剤(テープ剤、パップ剤)は、
患部やその周囲に汗や汚れ等が付着
した状態で貼付すると、有効成分の
浸透性が低下するほか、剝がれやすく
もなるため十分な効果が得られない。
❹ エアゾール剤は、至近距離から同じ
部位に、連続して噴霧することが
望ましい。
👆「貼付剤」のイメージとして。
A1.❹
凍傷(とうしょう)を起こすことが
あるため患部から十分に離して噴霧
👇
連続噴霧時間は3秒以内が望ましい!
いわゆる「3秒ルール」はスプレー
・エアゾール剤にも適用イメージ。
よろしければ👆こちらもご確認ください。
Q2.外皮用薬とその成分に関する次の
記述のうち、正しいものを2つ選べ。
① ヨウ素系の殺菌力は、アルカリ性に
なると低下するため、石けんと併用
する場合には、石けん分をよく洗い
落としてから使用するべきである。
② クロルヘキシジングルコン酸塩は、
一般細菌類、真菌類よりも、結核菌や
ウイルスに対して強い殺菌消毒作用を
示す。
③ エタノールは皮膚刺激性が強いため
患部表面を軽く清拭するにとどめ、
脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付
することは避けるべきとされている。
④ エタノールはアルコール分が微生物
のタンパク質を変性させ、一般細菌
類、ウイルスには殺菌消毒作用を示
すが、真菌類には効果がない。
👆「エタノール」のイメージとして。
A2.① と ③
② クロルヘキシジングルコン酸塩
は、一般細菌類、真菌類に比較的
広い殺菌消毒作用を示しますが。。
👇
結核菌や、ウイルスには効果なし!
のため、説明文とは真逆ですよね。
④ エタノールは一般細菌類、真菌類、
結核菌、ウイルスの4種類すべてに
作用を示すオールマイティ!です。
ヨウ素系も、エタノールと同様、
オールマイティ!でしたよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
エタノールの詳細は👆こちらもどうぞ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。