こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「消毒薬」より、過去問をお出ししますね。
ちなみに「公衆衛生用薬」とは、
「消毒薬」と「殺虫剤・忌避剤」
の総称になります。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.消毒薬に関する以下の記述のうち、
誤っているものはどれか。
❶ 消毒は、物質中のすべての微生物を
殺滅又は除去することである。
❷ 誤って飲み込んだ場合、多量の牛乳
などを飲ませる。
❸ 誤って吸入した場合、意識がない
ときは、新鮮な空気の所へ運び出し、
人工呼吸などをする。
❹ 誤って目に入った場合、顔を横に
向けて上から水を流して、流水で
十分に洗眼する。
👆「牛乳」のイメージとして。
A1.❶
消毒は「生存する微生物の数を減らす
ために行われる処置」でしたよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
Q2.消毒薬及びその配合成分に関する
記述のうち、正しいものを2つ選べ。
(a) クレゾール石けん液は、ほとんどの
ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
(b) イソプロパノールは、ウイルスに
対する不活性効果がエタノールより
も高い。
(c) エタノールは、粘膜刺激性があり、
粘膜面や目の周り、傷がある部分へ
の使用は避けることとされている。
(d) 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚
刺激性が弱いため、手指の消毒に
適している。
(e) 塩素系殺菌消毒成分は、酸性の
洗剤・洗浄剤と反応して、有毒な
塩素ガスを発生するため、混ざら
ないように注意する必要がある。
👆「手指の消毒」イメージとして。
A2.(c) と (e)
(a) クレゾール石けん液の殺菌消毒
作用の範囲として、ウイルスには
効果なし!は必ず抑えておきます。
繰り返しになりますが「石けん」
で、ウイルスをやっつけられたら
苦労しませんよ、という話です。
(b) ウイルスに対する不活性効果は、
「エタノールの方が高い」ことも
必ず抑えます。
「エタノール」の方が有名な成分名
ですよね。ゆえに効果も高いという
勝手なイメージで、覚えました。
(d) 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚
刺激性が強いため通常、人体への
消毒には用いられません!
サラシ粉と同様、専ら器具・設備等
に用いる「塩素系」であり、成分名
にも「塩素」が入っていますよね。
よろしければ👆こちらもご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。