こんにちは。氷河 期世代です。時節柄、
今回は公衆衛生用薬より「消毒薬」です。
まだ9月ですが、今年のインフルは
予防接種する間もなく流行り始めて
しまいましたね。まずは水分補給!
登録販売者試験「過去問」より
Q1.公衆衛生用薬及び感染症の防止に関
する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
❶ 殺菌・消毒は生存する微生物の数を
減らすために行われる処置である。
❷ 器具等の殺菌・消毒を目的とする
消毒薬は配合成分や、その濃度等が
あらかじめ定められた範囲内であれ
ば、医薬部外品として流通すること
が認められている。
❸ アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に
付着した場合には、水洗するよりも
できるだけ早く酸で中和することが
重要である。
❹ 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み
及び効果は、殺菌消毒成分の種類、
濃度、温度、時間等によって異なる。
👆 ウイルス対策のイメージとして。
A1.❶ と ❹
❷「器具」などは医薬品としてのみ
製造販売されています。
❸ 「中和」は N G!でしたよね。
石けんを使って、15分以上、
「流水」で水洗してくださいね。
👆 こちらから、ご確認いただけます。
Q2.消毒薬とその成分に関する次の記述
のうち、正しいものを2つ選べ。
(a) 日本薬局方に収載されているクレ
ゾール石けん液は、原液を水で希釈
して用いられる。
(b) クレゾール石けん液は、一般細菌、
真菌、ウイルスの大部分に殺菌消毒
作用を示す。
(c) イソプロパノールは、エタノール
よりも粘膜刺激性が低いため、粘膜面
や傷がある皮膚の殺菌・消毒によく
用いられる。
(d) 有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭
や刺激性、金属腐食性が比較的抑えら
れており、プール等の大型設備の殺菌
・消毒に用いられることが多い。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A2.(a) と (d)
(b) ウイルスは効果なし!でしたよね。
「石けん」でウイルスの感染を防ぐ
ことができたら、苦労しませんよね
という、イメージで覚えました。
(c) 粘膜刺激性ではなく、ウイルス
への不活性効果が低いのですが、
「刺激性」に関しては同様です!
👆 こちらから、復習していただけます。
Q3.殺菌消毒成分に関する以下の記述の
うち、正しいものを2つ選びなさい。
① 次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉は
強い酸化力により一般細菌類、真菌類
に対して殺菌消毒作用を示すが、ウイ
ルスに対する殺菌消毒作用はない。
② 次亜塩素酸ナトリウムは通常、手指
又は皮膚の消毒に用いられる。
③ エタノールは結核菌を含む一般細菌
類、真菌類に対する殺菌消毒作用を
示す。
④ トリクロロイソシアヌル酸はプール
等の大型設備の殺菌・消毒に用いら
れることが多い。
👆引用元:https://www.photo-ac.com
A3.③ と ④
① ウイルスにも効果あり!です。
次亜塩素酸ナトリウムは、コロナ渦
で、その名をとどろかせましたね。
② 専ら(もっぱら)器具、設備など
への、殺菌消毒成分でしたよね。
詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(299)をご覧ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。