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509|過去問|婦人薬 ⑴ 桂枝茯苓丸・当帰芍薬散・五積散ほか

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こんにちは。氷河 期世代です。今回からは
第3章「婦人薬」の過去問をお出しします。

婦人薬に登場する漢方処方製剤は、
効能効果が似ているので、まずは
「体力」に着目して、覚えます。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.婦人薬に関する以下の記述のうち、
  誤っているものはどれか。

 ❶ 婦人薬は、月経、および月経周期に
  伴って起こる症状を中心として、女性
  に現れる特有な諸症状の緩和と保健を
  主たる目的とする医薬品である。

 ❷ 更年期における血の道症の症状とは
  臓器・組織の形態的異常があり、
  抗うつや寝つきが悪くなる、神経質、
  集中力の低下等の精神神経症状が
  現れる病態のことである。

 ❸ 血の道症は、流産、人工妊娠中絶、
  避妊手術などが原因で起こることも
  あり、年齢的に必ずしも更年期に
  限らない。

 ❹ 女性ホルモン成分であるエチニル
  エストラジオールは長期連用により
  血栓症を生じるおそれがあり、また
  乳癌や、脳卒中などの発症確率が
  高まる可能性がある。

 ❺ サフランは女性の滞っている月経を
  促す作用を期待して配合されている
  場合がある。

更年期障害の症状のイメージとして

👆「更年期障害」の症状イメージとして。

A1.
  「形態的異常ないにも関わらず
  現れるのが「血の道症」でしたね。

 👆 こちらから、ご確認いただけます。

Q2.婦人薬に関する次の記述のうち、
  誤っているものはどれか。

 (a) 桃核承気湯は、体力中等度以上で、
  のぼせて便秘しがちなものの月経不順、
  月経困難症、月経痛、月経時や産後の
  精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴
  症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、
  打撲症に適すとされ、構成生薬として
  カンゾウを含む。

 (b) 桂枝茯苓丸は、体力虚弱なものの
  月経不順や更年期障害に伴う諸症状の
  緩和に用いられる漢方処方製剤であり
  特に重篤な副作用は知られていない。

 (c) 当帰芍薬散は、体力虚弱で、冷え症で
  貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに
  下腹部痛や肩こり、耳鳴りなどを訴える
  ものの月経不順、月経痛、更年期障害
  などに適すとされる。

 (d) 五積散は、体力中等度またはやや
  虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、
  神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期
  障害、感冒に適すとされる。

 (e) 柴胡桂枝乾姜湯は、体力中等度以下で、
  冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、
  息切れ、ときに寝汗、頭部の発汗、口の
  渇きがあるものの更年期障害、血の道症、
  不眠症、神経症、動悸、息切れ、かぜの
  後期の症状、気管支炎に適すとされる。

肩こり予防のイメージとして

   👆「肩こり」予防のイメージとして。

A2.(b)
  桂枝茯苓丸は「体力あり」でしたよね。
  重篤な副作用として「肝機能障害」も
  知られています!

👆 こちらから、復習していただけます。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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