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501|過去問|駆虫薬|サントニン|ピペラジンリン|マクリほか

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こんにちは。氷河 期世代です。その他の
消化器官用薬から「浣腸薬」につづき、
今回は「駆虫薬」の過去問になります。

「その他の消化器官用薬」とは、
浣腸薬と、駆虫薬の2種類です。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.駆虫薬に関する以下の記述のうち、
  正しいものを2つ選びなさい。

 ❶ 駆虫薬は、腸管内に生息する虫体に
  のみ作用し、虫卵や腸管内以外に
  潜伏した幼虫(回虫の場合)には、
  駆虫作用が及ばない。

 ❷ 駆虫した虫体や腸管内に残留する
  駆虫成分の排出を促すために併用する
  瀉下薬としてヒマシ油が用いられる。

 ❸ 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果
  が高まることはなく、副作用が現れ
  やすくなる。

 ❹ 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする
  寄生虫は、回虫と旋毛虫である。

ヒマシ油の基原であるトウゴマの種子のイメージとして

 👆 ヒマシ油の基原:トウゴマの種子。

A1.

  ❷ ヒマシ油との併用は禁忌!です。

  ❹ 旋毛(せんもう)虫ではなく、
   蟯虫(ぎょうちゅう)ですよね。

👆 こちらから、復習していただけます。

Q2.駆虫薬に関する次の記述のうち、
  誤っているものはどれか。

 (a) サントニンは、回虫の自発運動を
  抑える作用を示し、虫体を排便と
  ともに排出させることを目的として
  用いられる。

 (b) カイニン酸は、回虫に痙攣を起こ
  させる作用を示し、虫体を排便と
  ともに排出させることを目的として
  用いられる。

 (c) ピペラジンリン酸塩は、蟯虫の呼吸
  や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を
  示すとされる。

 (d) マクリ(フジマツモ科のマクリの
  全藻を基原とする生薬)は、回虫の
  駆除を目的として配合される。

サントニンの作用や注意点を覚えるためのイメージとして

👆 サントニンの覚え方・イメージとして。

A2.(c)
  ピペラジンリン酸塩ではなく、
  「パモ酸ピルビニウム」の説明文。

👆 こちらから、確認していただけます。

Q3.駆虫薬に関する記述について、
  (  ) の中に入れるべき字句は
  ① ~ ⑥ のうちどれか。

パモ酸ピルビニウムは、( a ) の呼吸
や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を
示すとされており、その服用により
尿や、糞便が ( b ) 着色することが
ある。
水に溶けにくいため消化管からの
吸収は ( c ) とされている。

   ① 蟯虫   ② 回虫
   ③ 赤く   ④ 白く
   ⑤ 多い   ⑥ 少ない

  👆引用元:https://www.ac-illust.com

A3.( a ) ➡ 蟯虫(ぎょうちゅう)
   ( b ) ➡ 赤く
   ( c ) ➡ 少ない

詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(315)をご覧ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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