こんにちは。氷河 期世代です。その他の
消化器官用薬から「浣腸薬」につづき、
今回は「駆虫薬」の過去問になります。
「その他の消化器官用薬」とは、
浣腸薬と、駆虫薬の2種類です。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.駆虫薬に関する以下の記述のうち、
正しいものを2つ選びなさい。
❶ 駆虫薬は、腸管内に生息する虫体に
のみ作用し、虫卵や腸管内以外に
潜伏した幼虫(回虫の場合)には、
駆虫作用が及ばない。
❷ 駆虫した虫体や腸管内に残留する
駆虫成分の排出を促すために併用する
瀉下薬としてヒマシ油が用いられる。
❸ 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果
が高まることはなく、副作用が現れ
やすくなる。
❹ 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする
寄生虫は、回虫と旋毛虫である。
👆 ヒマシ油の基原:トウゴマの種子。
A1.❶ と ❸
❷ ヒマシ油との併用は禁忌!です。
❹ 旋毛(せんもう)虫ではなく、
蟯虫(ぎょうちゅう)ですよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
Q2.駆虫薬に関する次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
(a) サントニンは、回虫の自発運動を
抑える作用を示し、虫体を排便と
ともに排出させることを目的として
用いられる。
(b) カイニン酸は、回虫に痙攣を起こ
させる作用を示し、虫体を排便と
ともに排出させることを目的として
用いられる。
(c) ピペラジンリン酸塩は、蟯虫の呼吸
や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を
示すとされる。
(d) マクリ(フジマツモ科のマクリの
全藻を基原とする生薬)は、回虫の
駆除を目的として配合される。
👆 サントニンの覚え方・イメージとして。
A2.(c)
ピペラジンリン酸塩ではなく、
「パモ酸ピルビニウム」の説明文。
👆 こちらから、確認していただけます。
Q3.駆虫薬に関する記述について、
( ) の中に入れるべき字句は
① ~ ⑥ のうちどれか。
パモ酸ピルビニウムは、( a ) の呼吸
や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を
示すとされており、その服用により
尿や、糞便が ( b ) 着色することが
ある。
水に溶けにくいため消化管からの
吸収は ( c ) とされている。
① 蟯虫 ② 回虫
③ 赤く ④ 白く
⑤ 多い ⑥ 少ない
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A3.( a ) ➡ ① 蟯虫(ぎょうちゅう)
( b ) ➡ ③ 赤く
( c ) ➡ ⑥ 少ない
詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(315)をご覧ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。