こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
その他の消化器官用薬のうち「浣腸薬」
から、過去問を3つ、お出ししますね。
記念すべき?500回のブログが
意図せず「浣腸薬」に。。。
気にせず、楽しみましょうね。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.浣腸薬に関する以下の記述のうち、
誤っているものはどれか。
❶ 浣腸薬は、便秘の場合に排便を促す
ことを目的として直腸内に適用される
医薬品であり、剤形には注入剤(肛門
から薬液を注入するもの)のほか、
坐剤となっているものもある。
❷ 注入する薬液は、人肌程度に温めて
おくと不快感を生じることが少ない。
❸ 浣腸薬は、薬への直腸の感受性を
高めるため、繰り返しの使用が
望ましいとされている。
❹ 腹痛が著しい場合や便秘に伴って
吐きけや、嘔吐が現れた場合には、
急性腹症の可能性があり、浣腸薬の
配合成分の刺激によってその症状を
悪化させるおそれがある。
👆「坐剤」のイメージとして。
A1.❸
「連用」しないこと!でしたよね。
「浣腸薬」の詳細は👆こちらをどうぞ。
よろしければ👆こちらもご覧ください。
Q2.浣腸薬(注入剤)に関する記述
のうち、誤っているものはどれか。
(a) グリセリンは、浸透圧の差によって
腸管壁から水分を取り込んで、直腸
粘膜を刺激し、排便を促す効果を
期待して用いられる。
(b) 肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血
しているときに、グリセリンが配合
された浣腸薬が使用されると、グリ
セリンが傷口から血管内に入って、
赤血球の破壊(溶血)を引き起こす
おそれがある。
(c) 半量を使用する用法がある場合は、
残量を再利用すると感染のおそれが
あるので使用後は廃棄する。
(d) 薬液を注入した後は、長く排便を
我慢すると、薬液により直腸粘膜が
損傷するので、すぐに排便を試みる。
👆「注入剤」のイメージとして。
A2.(d)
便意が強まるまで、しばらく我慢!
でしたよね。
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(345)をご覧ください。
Q3.浣腸薬に関する次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
① グリセリンが配合された浣腸薬
では、排便時に血圧低下を生じて
立ちくらみの症状が現れるおそれ
がある。
② 浸透圧の差によって、腸管壁から
水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し
排便を促す効果を期待して、炭酸
水素ナトリウムが用いられる。
③ 炭酸水素ナトリウムを主薬とする
坐剤では、まれに重篤な副作用と
してショックを生じることがある。
④ ビサコジルは、大腸を刺激して
排便を促すことを目的として用い
られる。
👆「肛門部」のイメージとして。
A3.②
炭酸水素ナトリウムではなく、
グリセリンや、ソルビトールの
説明文になりますね。
炭酸水素ナトリウムは、文字どおり
「炭酸ガス」の微細な気泡を発生
して、直腸を刺激する作用です。
👆 こちらから、復習していただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。