こんにちは。氷河 期世代です。胃の薬
から腸の薬につづきまして、今回からは
「胃腸鎮痛鎮痙薬」の過去問になります。
第3章より、全3問あります。
解答は、画像の後に出ますので、
ゆっくりスクロールしてください。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.胃腸鎮痛鎮痙薬の症状を抑える
仕組みに関する以下の記述について、
( ) の中に入るべき字句は①~⑧
のうちどれか。
消化管の運動は ( a ) 系の刺激により
( b ) し、また、( a ) 系は胃液分泌の
( b )にも働く。そのため、( a ) の
伝達物質である ( c ) と、受容体の
反応を妨げることで、その働きを
抑える成分が胃痛、腹痛、さしこみを
鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけ
に対する効果も期待して用いられる。
① 交感神経 ② 副交感神経
③ 亢進 ④抑制
⑤ アドレナリン ⑥ アセチルコリン
⑦ ノルアドレナリン
⑧ コリンエステラーゼ
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A1.( a ) ➡ ② 副交感神経
( b ) ➡ ③ 亢進
( c ) ➡ ⑥ アセチルコリン
👆 こちらから、復習していただけます。
Q2.胃腸鎮痛鎮痙薬に関する以下の記述
のうち、誤っているものはどれか。
❶ ブチルスコポラミン臭化物は、
まれに重篤な副作用としてショック
(アナフィラキシー)を生じること
が知られている。
❷ ブチルスコポラミン臭化物は、
服用した後は、乗り物または機械類
の運転操作を避ける必要がある。
❸ ジサイクロミン塩酸塩は、
メトヘモグロビン血症を起こす
おそれがあるため、6歳未満の
小児への使用は避ける必要がある。
❹ パパベリン塩酸塩は、自律神経系を
介した作用ではないが眼圧を上昇させ
る作用を示すことが知られている。
👆 パパベリンの覚え方・イメージとして。
A2.❸
ジサイクロミン塩酸塩ではなく、
「アミノ安息香酸エチル」の説明文。
ジサイクロミンの詳細は👆こちらをどうぞ。
Q3.胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述の
うち、正しいものはどれか。
(a) シャクヤクは、鎮痛鎮痙作用を期待
して配合されている。
(b) オキセサゼインは、局所麻酔作用に
より鎮痛効果を示すが、胃液分泌を
抑える作用はない。
(c) パパベリン塩酸塩は、中枢神経に
働いて、主に胃液分泌を抑える。
(d) 下痢に伴う腹痛については、
胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが
適当である。
👆 オキセサゼインコ ➡ ✕15歳未満の小児。
A3.(a)
(b) オキセサゼインは、
「胃液分泌抑制作用」あり!です。
(c) パパベリン塩酸塩は、
消化管の「平滑筋」に直接作用し、
「胃液分泌抑制作用」なし!です。
(d) 下痢への対処を優先!でしたね。
(b) と (c) の詳細は👆こちらをどうぞ。
(d) の詳細は、A1で、ご案内した
ブログ(342)をご覧ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。