こんにちは。氷河 期世代です。今回からは
鎮咳去痰薬の過去問をお出しししますね。
第3章より、全3問になります。
詳細は、ピンク色のテキストを
タップ(クリック)するとすぐ
飛んで、ご確認いただけます。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.鎮咳去痰薬に関する以下の記述の
うち、誤っているものはどれか。
❶ 口腔咽喉薬の効果を兼ねたトローチ
剤には、殺菌消毒成分が配合されて
いる場合があり、その成分は口腔内
や咽頭部において局所的に作用する。
❷ コデインリン酸塩水和物は、依存性
がある成分であり、長期連用や大量
摂取によって、薬物依存につながる
おそれがある。
❸ デキストロメトルファンフェノール
フタリン塩は、主に、トローチ剤・
ドロップ剤に配合される鎮咳成分で
ある。
❹ マオウは、気管支拡張作用のほか、
発汗抑制、尿量減少等の作用をもつ。
👆 雑草?のような麻黄(マオウ)です。
A1.❹
発汗抑制ではなく「発汗促進」、
尿量減少ではなく「利尿作用」です。
👆こちらから、ご確認いただけます。
Q2.次の記述は、鎮咳去痰薬の配合成分
に関するものである。該当する成分
は ① ~ ⑤ のうちどれか。
交感神経系への刺激作用によって、
心臓血管系や、肝臓でのエネルギー
代謝等にも影響が生じることが考え
られるため心臓病、高血圧、糖尿病、
又は甲状腺機能亢進症の診断を受けた
人では、使用する前にその適否につき
医師、又は薬剤師に相談するべきで
ある。
① イソプロピルアンチピリン
② アルジオキサ
③ メトキシフェナミン塩酸塩
④ メチルシステイン塩酸塩
⑤ トリメブチンマレイン酸塩
👆 咳(せき)のイメージとして。
A2.③
アドレナリン作動成分の詳細は、
A1で、ご案内済みのブログ
(317)をご覧ください。
Q3.鎮咳去痰薬に関する記述のうち、
正しいものはどれか。
(a) メチルエフェドリン塩酸塩は、
心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺
機能亢進症の診断を受けた人では、
症状を悪化させるおそれがある。
(b) カルボシステインは、線毛運動
促進作用を示す。
(c) クレゾールスルホン酸カリウムは、
痰の中の粘性タンパク質を溶解・
低分子化して、粘性を減少させる。
(d) エチルシステイン塩酸塩は、
気道粘膜からの粘液の分泌を
促進する作用を示す。
👆覚え方の語呂合わせ・イメージとして。
A3.(a)
(b) 線毛運動促進は、ブンブンブン!の
ブロムヘキシン塩酸塩でしたよね。
(c) クレゾールは、気道粘膜からの
粘液の分泌を促進するという最も
シンプルな作用になります。
(d) エチルシステインは、タンパク質を
溶解・低分子化して粘性を減少させる
作用でしたよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。