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490|過去問|小児鎮静薬|小児の疳に|生薬製剤|小建中湯ほか

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こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
小児の疳を適応症とする「小児鎮静薬」
より、過去問を2つ、お出ししますね。

毎日のスキマ時間に少しずつ
独学を楽しめますように!

登録販売者試験「過去問」より

Q1.小児の疳及び小児鎮静薬に関する
  以下の記述のうち、誤っているもの
  はどれか。

 ❶ 小児鎮静薬は、症状の原因となる
  体質の改善を主眼としているものが
  多く、鎮静作用のほか血液の循環を
  促す作用があるとされている生薬
  成分を中心に配合されている。

 ❷ 身体的な問題がなく生じる夜泣き、
  ひきつけ、疳の虫等の症状について
  は発達段階の一時的な症状と保護者
  が達観することも重要である。

 ❸ 小児の疳を適応症とする主な漢方
  処方製剤としては柴胡加竜骨牡蛎湯、
  桂枝加竜骨牡蛎湯、抑肝散、抑肝散
  加陳皮半夏のほか、小建中湯がある。

 ❹ 小建中湯は、構成生薬としてカン
  ゾウを含んでおり、乳幼児に使用
  される場合は体格の個人差から、
  体重当たりのグリチルリチン酸の
  摂取量が多くなることがあること
  に加え、比較的長期間(1か月位)
  服用することがあるので特に留意
  する必要がある。

 ❺ 小児の疳を適応症とする漢方処方
  製剤は、生後3か月未満の乳児に
  使用することができる。

👆「夜泣き石」久延寺(静岡県掛川市)
  引用元:https://www.photo-ac.com

A1.
  漢方薬は、その用法用量において
   適用年齢の下限が設けられて
     いない場合でも。。
         👇
   「生後3か月未満の乳児」には、
  使用しないこと!とされています。

 👆 こちらから、ご確認いただけます。

Q2.小児の疳を適応症とする生薬製剤・
  漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する
  次の記述のうち、正しいものを2つ
  選びなさい。

① 配合される生薬成分は、いずれも
 古くから伝統的に用いられており、
 作用が穏やかで、小さな子供に
 使っても副作用がない。

② ゴオウ、ジャコウは、いずれも
 動物を基原とする生薬で、緊張や
 興奮を鎮め、また血液の循環を
 促す作用等を期待して配合される。

③ ジンコウは、鎮静、健胃、強壮
 などの作用を期待して用いられる。

④ 抑肝散は、小児の夜泣きに用いる
 場合、1週間程度服用しても症状
 の改善がみられないときには、
 さらに1週間程度服用を続ける
 必要がある。

⑤ 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣き
 に用いる場合は、症状の原因となる
 体質の改善を主眼としているため、
 症状の改善がみられるまで、比較的
 長期間(1か月位)継続して服用
 する必要がある。 

   👆「夜泣き」のイメージとして。

A2.

  ① 「作用が穏やかで副作用がない」
   などと、安易な考えで使用する
   ことを避ける必要があります!

よろしければ👆こちらもご確認ください。

  ④ と ⑤
  いったん服用を中止して、専門家に
  相談するなど、その漢方処方製剤の
  使用が適しているか?見直すなどの
  対応が必要ですよね。

「小建中湯」以外は1週間位まで!
詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(286)をご覧ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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