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489|過去問|乗物酔い防止薬(鎮暈薬)メクリジンとスコポラミン

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こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
鎮暈(ちんうん)薬の過去問になります。

第3章の範囲から、全3問です。
解答は、画像の後に出ますので、
ゆっくりスクロールしてください。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.鎮暈薬に関する以下の記述のうち、
  正しいものを2つ選びなさい。

 ❶ 乗り物酔い防止薬には、吐きけを
  抑える成分も配合されているため、
  つわりに伴う吐きけへの対処にも
  使用される。

 ❷ 6歳未満では、自律神経系が未発達
  であるため、乗物酔いが起こること
  は、ほとんどないとされており、
  一般用医薬品として6歳未満を対象
  とした乗物酔い防止薬は販売されて
  いない。

 ❸ ジフェニドール塩酸塩は、内耳に
  ある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)
  の調節作用のほか、内耳への血流を
  改善する作用を示す。

 ❹ ジメンヒドリナートは、延髄にある
  嘔吐中枢への刺激や、内耳の前庭に
  おける自律神経反射を抑える作用を
  示し、もっぱら乗り物酔い防止薬に
  配合される抗ヒスタミン成分である。

 👆「乗り物酔い」のイメージとして。

A1.

  ❶ 妊婦の「つわり」に伴う吐きけに
   は、使用すべきではありません!

  ❷ 6歳ではなく「3歳」未満です。

👆 こちらから、復習していただけます。

Q2.乗り物酔い防止薬に関する以下の
  記述のうち、正しいものはどれか。

① ジフェニドール塩酸塩はアセチル
 コリン様の作用により、排尿困難や
 緑内障の症状を悪化させるおそれが
 ある。

② メクリジン塩酸塩(塩酸メクリ
 ジン)は、他の抗ヒスタミン成分
 と比べて作用が現れるのが早く、
 持続時間が短い。

③ ピリドキシン塩酸塩は、乗物酔い
 に伴う頭痛を和らげる作用が期待
 される。

④ スコポラミン臭化水素酸塩水和物
 は、中枢に作用して自律神経系の
 混乱を軽減させるとともに、末梢
 では消化管の緊張を低下させる
 作用を示す。

👆 頭痛や、乗り物酔いに効くツボです。

A2.

  ① アセチルコリン様ではなく、
   抗ヒスタミン成分と共通の作用。

  ② 真逆で「作用の発現が遅く、持続  
   時間が長い」のが、「ナメクジ」
   のような名前のメクリジンです。

問題の説明文は「抗コリン成分」
の「スコポラミン」でしたよね。

  ③ 頭痛ではなく「吐きけ」防止
   の、補助成分として配合される
   「ビタミンB6」の別名ですね。

 👆こちらから、ご確認いただけます。

Q3.乗物酔い防止薬に関する次の記述
  のうち、正しいものを2つ選べ。

 (a) 乗物酔いの発現には、不安や緊張
  などの、心理的な要因による影響も
  大きく、それらを和らげることを
  目的として、ブロモバレリル尿素の
  ような鎮静成分が配合されている
  場合がある。

 (b) めまいは、体の平衡を感知して、
  保持する機能(平衡機能)に異常が
  生じて起こる症状であり中枢神経系
  の障害など、様々な要因により引き
  起こされる。

 (c) 無水カフェインは、胃粘膜への
  麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ
  乗り物酔いに伴う、吐きけを抑える
  ことを目的として配合されている。

 (d) アミノ安息香酸エチルは、脳に
  軽い興奮を起こさせて平衡感覚の
  混乱による、めまいを軽減させる
  ことを目的として配合されている。

   👆「めまい」のイメージとして。

A3.(a) (b)

  (c) 無水カフェインではなく、
   アミノ安息香酸エチルの説明文。

  (d) アミノ安息香酸エチルではなく
   無水カフェインの説明文ですね。

詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(297)をご覧ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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