こんにちは。氷河 期世代です。今回も、
「医薬品の副作用」からの過去問です。
第2章より、全3問お出しします。
お忙しい毎日のスキマ時間を利用
して、楽しく学べますように!
登録販売者試験「過去問」より
Q1.医薬品の副作用に関する記述のうち、
誤っているものはどれか。
❶ 医薬品の使用が原因で、血液中の
白血球(好中球)が減少し、細菌
や、ウイルスの感染に対する抵抗力
が弱くなって、突然の高熱、悪寒、
喉の痛み、倦怠感等の症状を呈する
ことがある。
❷ 原因となる医薬品の使用後に喘息が
現れた場合、軽症例では半日程度で
回復するが、重症例では24時間以上
持続し、窒息による意識喪失から死
に至る危険がある。
❸ うっ血性心不全とは、心筋の自動性
や興奮伝導の異常が原因で、心臓の
拍動リズムが乱れる病態である。
❹ めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ
胸部の不快感、脈の欠落等の症状が
現れた場合は、不整脈の可能性が
疑われる。
👆脈拍数を測定するパルスオキシメーター。
A1.❸
うっ血性心不全ではなく「不整脈」
の説明文でしたよね。
👆こちらから、復習していただけます。
Q2.副作用に関する以下の記述のうち、
正しいものを2つ選びなさい。
① 消化性潰瘍では胃のもたれ、食欲
低下、胸やけ、胃痛、糞便が黒く
なるなどの症状が現れる。
② 息切れ、疲れやすい、足のむくみ
急な体重の増加、咳とピンク色の
痰などを認めた場合は、うっ血性
心不全の可能性が疑われる。
③ 腎障害では、一時的に尿が増える
症状は現れることはない。
④ 副交感神経系の、機能を亢進する
成分が配合された医薬品を使用する
と膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、
尿が出にくい、尿が少ししか出ない
残尿感があす。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A2.① と ②
③ 尿量減少しますが、逆に一時的に
尿が増えることもありましたよね。
④ 亢進ではなく「抑制」ですよね。
👆こちらから、ご確認いただけます。
Q3.医薬品の副作用に関する次の記述の
うち、誤っているものはどれか。
(a) 腎機能や肝機能の低下、併用薬との
相互作用により、医薬品による不整脈
の発症リスクが高まることがある。
(b) 膀胱炎様症状では、尿の回数増加
(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等
の症状が現れる。
(c) 排尿困難が進行すると、尿意がある
のに尿が全く出なくなったり(尿閉)
下腹部が膨満して、激しい痛みを感
じるようになる。
(d) 排尿困難や尿閉は、前立腺肥大の
基礎疾患がある人のみに現れる。
👆「膀胱と前立腺」位置関係のイメージ。
A3.(d)
基礎疾患がない人や、男性に限らず
女性の発症事例も、ありましたよね。
詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(75)をご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。