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479|登録販売者試験過去問|副作用⑷無菌性髄膜炎・間質性肺炎他

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こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
医薬品の副作用に関する、過去問になります。

第2章の範囲より、全3問です。
解答は、画像の後に出ますので、
ゆっくりスクロールしてください。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.医薬品の副作用に関する以下の記述の
  うち、正しいものを2つ選べ。

 ❶ 医薬品の副作用によって中枢神経系
  が影響を受け、不眠、不安、震え
  (振戦)、興奮、眠気、うつ等の
  精神神経症状を生じることがある。

 ❷ 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が
  原因の場合、早期に原因医薬品の
  使用を中止した場合でも、予後不良
  となることがほとんどである。

 ❸ 無菌性髄膜炎は、原因の大部分が
  ウイルスであると考えられているが
  腸炎ビブリオ感染症や、ライム病、
  医薬品の副作用によって生じること
  もある。

 ❹ 全身性エリテマトーデス、混合性
  結合組織病、関節リウマチ等の基礎
  疾患があり、それに関連した医薬品を
  服用している人は、医薬品の副作用
  による、無菌性髄膜炎の発症リスク
  が高い。

   👆「関節リウマチ」のイメージです。

A1.

  ❷ 予後は、比較的良好であること
   が多いですが、重篤な後遺症が
   残った事例もあります。

  ❸ 腸炎ビブリオ感染症ではなく、
   「マイコプラズマ感染症」です。

👆こちらから、復習していただけます。

Q2.医薬品の副作用に関する次の記述の
  うち、正しいものを2つ選べ。

① 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜
 組織が傷害されて、粘膜組織の一部
 が粘膜筋板を超えて欠損する状態で
 ある。

② イレウス様症状の発症リスクは、
 小児や高齢者で高い。

③ イレウス様症状は、医薬品の作用に
 よって、腸管運動が亢進した状態を
 いい、発症すると激しい腹痛、嘔吐
 軟便、下痢が現れる。

④ 間質性肺炎は、気管支または肺胞が
 細菌に感染して炎症を生じることに
 よって発症する。

小中学生のイメージとして

       👆「小児」のイメージです。

A2.

  ③ 腸管運動が亢進ではなく「麻痺」、
   軟便・下痢ではなく「便秘」です。

  ④ 間質性肺炎ではなく、
   「通常の肺炎」の説明文ですよね。

Q3.医薬品の副作用に関する記述の
  うち、誤っているものはどれか。

 (a) イレウス様症状(腸閉塞様症状)が
  悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐
  が原因で脱水症状を呈したり、腸内細菌
  の異常増殖によって、全身状態の衰弱が
  急激に進行する可能性がある。

 (b) 間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細
  血管の間のガス交換率が低下して体内が
  低酸素状態となるために、息切れ・息苦
  しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない
  咳)、発熱等の症状を呈する。

 (c) 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ、
  発熱等の症状が現れるが、重篤な病態
  へ進行することはない。

 (d) 医薬品の副作用として現れる喘息は、
  成人になってから喘息を発症した人、
  季節に関係なく喘息発作が起こる人等
  で発症しやすい。

   👆 喘息(ぜんそく)のイメージです。

A3.(c) 悪化すると肺線維症」に移行
    することもあります。

詳細は、A2で、ご案内しました
ブログ(73)をご確認ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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