こんにちは。氷河 期世代です。今回から、
「感覚器官」の過去問を お出ししますね。
全3問です。解答は、画像の後に
出ますので、ゆっくりスクロール
しながら、ご覧くださいませ。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.目、鼻、耳などの感覚器官に関する記述
のうち、正しいものを2つ選びなさい。
❶ 眼球は、頭蓋骨のくぼみ(眼窩)に
収まっている球形の器官で、外側の
正面前方付近は、黒色の角膜が覆い、
その他の部分は、強膜という乳白色の
比較的丈夫な結合組織が覆っている。
❷ 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体
の収縮・弛緩によって、近くの物を見る
ときには扁平になり、遠くの物を見る
ときには丸く厚みが増す。
❸ 鼻炎は、鼻腔の粘膜に炎症を起こして
腫れた状態であり、鼻汁過多や鼻閉
(鼻づまり)などの症状が生じる。
❹ 小さな子どもでは、耳管が太く短くて、
走行が水平に近いため、鼻腔からウイルス
や細菌が侵入し、感染が起こりやすい。
👆「鼻の構造」イメージです。
A1.❸ と ❹
❶ 角膜は、黒色ではなく「透明」です。
黒目の部分に、透明の角膜が覆って
います。紛らわしいので注意です。
❷ 近くの物を見る ➡ 丸く厚みが増す。
遠くの物を見る ➡ 扁平になる。
遠くを見るときは「目を細める」
(扁平)イメージで、覚えました。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
Q2.感覚器官に関する次の記述のうち、
正しいものを2つ選べ。
① 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)
で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を
生じさせている。
② 結膜の充血では白目の部分だけでなく
眼瞼の裏側も赤くなるが、強膜が充血
したときは眼瞼の裏側は赤くならない。
③ 副鼻腔は薄い板状の軟骨と骨でできた
鼻中隔によって左右に仕切られている。
④ 内耳は、平衡器官である蝸牛と、聴覚
器官である前庭の2つの部分からなり、
いずれも内部はリンパ液で満たされて
いる。
👆蝸牛と前庭の覚え方・語呂合わせイメージ。
A2.① と ②
③ 副鼻腔ではなく「鼻腔」になります。
④ 聴覚器官 ➡「蝸牛」
平衡器官 ➡「前庭」でしたよね。
覚え方の語呂合わせは👆こちらをどうぞ。
Q3.感覚器官に関する以下の記述のうち、
誤っているものはどれか。
(a) 涙腺は、上眼瞼の裏側にある分泌腺で、
リンパ液から涙液を産生する。
(b) 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、
頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、
それらを総称して副鼻腔という。
(c) 外耳は、側頭部から突出した耳介と、
耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する
外耳道からなる。
(d) 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、
鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
👆「水晶体」が変化するイメージです。
A3.(a)
リンパ液ではなく「血漿」でしたよね。
👆 こちらから、復習していただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。