こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
「呼吸器系」に関する、過去問3つです。
解答は、画像の後に出ますので、
ゆっくりスクロールしてください。
登録販売者試験「過去問」より
Q1.呼吸器系に関する次の記述のうち、
正しいものを2つ選びなさい。
(a) 呼吸器は、常時外気と接触する器官で
あり、様々な異物、病原物質の侵入経路
となるため、幾つもの防御機構が備わっ
ている。
(b) 鼻腔から気管支までの呼気及び呼気の
通り道を気道といい、そのうち気管から
気管支、肺までの部分を上気道という。
(c) 喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に
囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起
した部分が、いわゆる「のどぼとけ」
である。
(d) 肺の内部は気管支が細かく枝分かれし、
末端はブドウの房のような構造となって
おり、その球状の袋部分を間質という。
👆「呼吸」といえば、ヨガのイメージです。
A1.(a) と (c)
(b) 上気道は「鼻腔・咽頭・喉頭」まで
下気道は「気管・気管支・肺」です。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(d) 間質ではなく「肺胞」でしたよね。
👆こちらから、復習していただけます。
Q2.次の記述は、呼吸器系に関するもので
ある。正しいものを2つ選べ。
① 鼻汁には、コルチゾンが含まれ、気道
の防御機構の一つとなっている。
② 咽頭の後壁には扁桃があり、粘膜表面
は平らである。
③ 肺自体には、肺を動かす筋組織がない
ため、自力で膨らんだり縮んだりする
のではなく、横隔膜や肋間筋によって
拡張・収縮して呼吸運動を行う。
④ 肺では肺胞の壁を介して、心臓から
送られてくる血液から二酸化炭素が
肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が
血液中の赤血球に取り込まれるガス
交換が行われる。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A2.③ と ④
① コルチゾンではなく「リゾチーム」。
「コルチゾン」は👆こちらをご覧ください。
② 粘膜の表面は、平らではなく「凸凹」
しています。
Q2とQ3の詳細も、A1でご案内
しました、ブログ(370)と
(371)を、ご確認ください。
Q3.次の、呼吸器系に関する記述のうち、
正しいものを2つ選びなさい。
❶ 鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を
与えたり、粘膜を保護するため、常に
少しずつ分泌されている。
❷ 咽頭は、発声器としての役割もあり、
呼気で咽頭上部にある声帯を振動させ
て、声が発せられる。
❸ 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ
分岐するまでの部分を気管支という。
❹ 喉頭の大部分と、気管から気管支まで
の粘膜は、線毛上皮で覆われており、
吸い込まれた粉塵等の異物は、気道粘膜
から分泌される粘液にからめ取られ、
線毛運動によって咽頭へ向けて排出され、
唾液とともに嚥下される。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
A3.❶ と ❹
❷ 咽頭ではなく「喉頭」でしたよね。
喉頭の「喉」は「のど」と読むので
声枯れには「のど飴」のイメージを
関連づけて、覚えやすいですよね。
❸ 分岐するまでの部分を「気管」といい
肺の中で、複数に枝分かれする部分が
「気管支」でしたよね。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。