こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
まして今回は「末梢神経系」から分類される
2つのうち「自律神経系」の働きのお話です。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
自律 神経系
自律 神経系は、
「❶ 交感 神経系」と「❷ 副交感 神経系」
に分類されます。
❶ 交感 神経系 👈 緊張状態
・「闘争」や「恐怖」など、体が緊張状態に
対応するときに働く
・神経伝達物質は「ノルアドレナリン」
👆 交感神経系のイメージ「威嚇する犬」
❷ 副交感 神経系 👈 安息状態
・「食事」や「休憩」など、体が安息状態と
なるように働く
・神経伝達物質は「アセチルコリン」
👆 副交感神経系のイメージ「眠り猫」
「神経伝達物質」とは
・効果器を作動させる「生体物質」
・交感神経と副交感神経、それぞれの
神経線維の末端から、放出される
👆引用元:https://www.ac-illust.com
自律 神経系の「二重支配」とは
効果を及ぼす各臓器や、器官(効果器)に対し
👇
「❶ 交感神経系」・「❷ 副交感神経系」の
2つの「神経系」が支配していること
自律神経を刺激したときの効果まとめ
効果器 | 交感神経系 | 副交感神経系 |
目 | 瞳孔散大 | 瞳孔収縮 |
唾液腺 | 少量、粘性の 高い唾液分泌 | 唾液分泌亢進 |
心臓 | 心拍数増加 | 心拍数減少 |
末梢血管 | 収縮 (血圧上昇) | 拡張 (血圧降下) |
気管、気管支 | 拡張 | 収縮 |
胃 | 血管収縮 | 胃液分泌亢進 |
腸 | 運動低下 | 運動亢進 |
肝臓 | グリコーゲン分解 (ブドウ糖放出) | グリコーゲン 合成 |
皮膚 | 立毛筋収縮 | ー |
汗腺 | 発汗亢進 | ー |
膀胱 | 排尿筋弛緩 (排尿抑制) | 排尿筋収縮 (排尿促進) |
「末梢血管」においては、
交感神経系への刺激作用で
「拡張」するものもあります。
(骨格筋の血管 平滑筋など)
2つの神経系は「互いに拮抗」して働く
通常、一方が「活発」なとき、他方は
「活動を抑制」することで効果器を「制御」
👇
効果器に伸びる自律神経は、
「節前線維」と「節後線維」からなる
「汗腺」の例外に注意!
・汗腺は「エクリン腺」と「アポクリン腺」
に分類
・通常、交感神経繊維の、末端から
放出されるのは「ノルアドレナリン」
👇
ただし、「エクリン腺」においては、
例外的に「アセチルコリン」が放出!
汗腺の分布域と神経伝達物質の早見表
汗腺名 | 分布域 | 神経伝達物質 |
エクリン腺 | 全身に 広く分布 | 👇例外! アセチルコリン |
アポクリン腺 | 局所 (腋窩など) | ノルアドレナリン |
腋窩(えきか)とは、いわゆる
「脇の下」のことですね。
覚え方のイメージとしては、
「脇毛 ➡ 不要なアホ毛
➡ アポクリン腺」
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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