こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「腸の不調」を改善する漢方薬4種類のうち、
残りの2種類と、受診勧奨の お話をしますね。
今回の漢方薬は、2つとも体力
「中等度以下」が共通しています。
そして、重要な3つの生薬のうち、
麻子仁丸は「甘草」を含みません!
よろしければ👆こちらも、ご覧ください。
(甘草を含まない漢方処方製剤まとめです)
麻子仁丸(ましにんがん)
構成生薬に「大黄」を含みます。
【効能効果】体力中等度以下 👈 甘草なし!
ときに便が硬く、塊状なものの便秘、
便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、
吹き出物(にきび)、食欲不振(食欲減退)
腹部膨満、腸内異常発酵、痔に。
「麻子仁丸」の注意点・副作用
・胃腸虚弱で、下痢しやすい人には不向き
👇
激しい腹痛を伴う、下痢などの副作用
・✕ 他の「瀉下薬」との併用
・5~6日間使用も改善しない場合は、相談!
👆他の「瀉下薬」との併用は禁忌!イメージ。
桂枝加芍薬湯 (けいしかしゃくやくとう)
構成生薬に「甘草」を含みます。
【効能効果】体力中等度以下
腹部膨満感のあるもののしぶり腹、
腹痛、下痢、便秘に。
「しぶり腹」とは
残便感があり、腹痛を伴って、繰り返し便意を
催すという、便意があるのに、便が出ない状態
のことです。
「桂枝加芍薬湯」の注意点
1週間位使用後も改善しない場合は、相談!
👆「しぶり腹」のイメージとして。
「桂枝加芍薬湯」覚え方のイメージ
そのまま「桂枝」に「芍薬」を「加えた」湯
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桂枝 ➡ 軽視 ➡ 軽く見える
➡ 瘦せていて体力がない ➡ 中等度以下
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芍薬は「鎮痛・鎮痙」作用の生薬なので、
身体の緊張を緩めて、便意を促すイメージ
👇
腹部膨満感や、しぶり腹に!
👆引用元:https://www.ac-illust.com
受診を勧める場合(受診勧奨)
・医薬品の副作用として、
下痢や、便秘が現れることもある!
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医薬品の服用中に下痢や、便秘を生じたら
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「止瀉薬」または「瀉下薬」で抑えようと
せずに、相談!
・便通障害として「過敏性 腸 症候群」には、
下痢と便秘が繰り返し現れるものもある!
👇
症状が長引く場合は、受診!
「過敏性 腸 症候群」とは
腸管自体に異常がないにも関わらず、正常に
機能せず、腹痛や、下痢・便秘などを生じる
病気です。
👆「便秘」と「下痢」のイメージとして。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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