こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
瀉下成分から刺激性 瀉下成分のうち、今回は
「大腸 刺激性 瀉下成分」の お話をしますね。
「大腸」の詳細は👆こちらからご覧ください。
続・瀉下(しゃげ)成分
👆 大腸は、「盲腸・虫垂(ちゅうすい)・
上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸
・直腸」の7つから成り立っています。
「大腸」刺激性 瀉下成分
・「大腸」を刺激して、排便を促す
・✕ 妊婦、または妊娠しているかも女性
➡ 流産、早産を誘発するおそれ!
・✕ 授乳婦 ➡ 乳児に、下痢のおそれ!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
生薬名:センナ
基原:マメ科、Cassia などの小葉
効果:「大腸」刺激性 瀉下成分である
センノシドを抽出
👇
センノシドは、大腸に生息する、腸内細菌
によって分解された生成物が、大腸を刺激
👆 写真は「センナ」です。
「センノシド」の類似物質を含む3つの生薬
生薬名:① 蘆薈(アロエ)
基原:ユリ科、Aloe などの葉から得た
液汁を乾燥したもの
生薬名:② 十薬(ジュウヤク)
基原:ドクダミ科、花期の地上部
生薬名:③ 牽牛子(ケンゴシ)
基原:ヒルガオ科、アサガオの種子
👆 写真は「アロエ」の花と、美しい海です。
重要な3つの生薬の一つ「大黄」
もう おなじみですね!大黄(ダイオウ)の
詳細は👇こちらから復習していただけます。
生薬以外の「大腸」刺激性 瀉下成分
・結腸や、直腸の粘膜を刺激して、排便を促す
・「結腸」において、水分の吸収を抑えて、
「糞便のかさ」を増大させる
・内服薬のほか、浣腸薬(坐剤)としても
❶ ビサコジル
服用前後1時間以内は、避けること2つ!
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① 制酸成分を含む「胃腸薬」の服用
②「牛乳」の摂取
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「腸溶性製剤」の、コーティングが溶け出し
十分な効果が、得られなくなるおそれ!
「腸 溶性 製剤」とは、錠剤が
腸内で溶けるようにコーティング
されている製品のことです。
よろしければ👆こちらも、ご覧ください。
❷ ピコスルファートナトリウム
・大腸に生息する「腸内細菌」によって
分解され、分解物が大腸を刺激
・胃や、腸では分解されない
大腸 刺激性 瀉下成分 配合の瀉下薬
使用方法や、注意点の お話です。
「就寝前」に服用
服用後、数時間後に効果が現れるものが多い
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就寝前に服用し、起床時に効果を求める
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「排便リズム」がつきやすくなる
👆「就寝前」のイメージとして。
漫然と、同じ瀉下薬を連用しない!
腸の運動が緩慢になり。。
👇
薬を増量しないと、
効果が出なくなることが多い!
便秘時の頓服(とんぷく)に!
毎日の排便が滞る場合の
主な対応は、以下の3つです。
① 無機塩類や、膨潤性瀉下成分の
製剤に変更
② ビフィズス菌や、乳酸菌などの
整腸成分の製剤を並行使用
③ 食物繊維を積極的に摂取する など
「大腸 刺激性 瀉下成分」のみに
依存しない方法を指導すること!
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。