こんにちは。氷河 期世代です。お約束どおり
今回は「腸の薬」に配合される止瀉成分のうち
「収斂作用」の生薬成分3つを お話しますね。
後半は、止瀉成分のつづきとして
❷ ロペラミド塩酸塩の お話です。
3つの 収斂(しゅうれん)生薬
「タンニン酸」や、その類似物質を含みます。
① 五倍子(ゴバイシ)
② 黄柏(オウバク)
③ 黄連(オウレン)
収斂とは「ひきしめる」
作用のことでしたよね。
「タンニン酸」に関しては👆こちらもどうぞ。
以下、3つの生薬成分を
番号順に お話しますね。
① 五倍子(タンニン酸を含む)
👆写真は「ヌルデの虫こぶ」です。
基原:ウルシ科、ヌルデの若芽や、葉上に
生成した「のう状」虫こぶ
効果:「タンニン酸アルブミン」と同様の
収斂作用(詳細は👇こちらへ)
② 黄柏 ③ 黄連
・「ベルベリン」を含むため、収斂作用の
ほか、抗菌作用、抗炎症作用もある
・【日本薬局方収載】末は「止瀉薬」に
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
ベルベリンは次回、登場します。
続・止瀉(ししゃ)成分
止瀉成分が配合された「止瀉薬」は
いわゆる「下痢止め」でしたよね。
👆「寝冷え」による下痢のイメージとして。
❷ ロペラミド塩酸塩
・食べすぎ、飲みすぎ、寝冷えによる下痢に
👇
✕「食あたり、水あたり」による下痢
「登録販売者試験」において、
ひっかけの出題歴があります!
・15歳未満の小児向け製品は ない!
👇
外国において、乳幼児の
過量摂取で「麻痺性イレウス」
・2~3日間使用しても、改善しない場合
は、受診!➡ 使用は、短期間に留める!
・✕ 胃腸鎮痛鎮痙(ちんけい)薬との併用
👇
腸管運動を低下させる作用のため
👆「胃腸鎮痛鎮痙薬」との併用は N G!です。
・✕ 乗り物、または機械類の運転操作
👇
「中枢神経系」の抑制作用により
👇
「めまい」「眠気」の副作用
・✕ 授乳婦 ➡ 成分が乳汁中へ移行するため。
・効き目が強すぎて「便秘」になることがある
👇
水分や、電解質の分泌抑制作用のため
👇
「肛門疾患」の人は、使用しないこと!
ロペラミドは、多くの止瀉薬に
配合されている重要な成分です。
「イレウス」など、注意点も多い
ため、試験では頻出成分の一つ。
ロペラミドの重篤な副作用4つ
① イレウス様症状
詳細は👆こちらからご確認ください。
② ショック(アナフィラキシー)
③ 皮膚 粘膜 眼 症候群
④ 中毒性 表皮 壊死 融解症
おすすめ!登録販売者ごるごり様
👆おすすめのYouTubeチャンネルです♥
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。