こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
まして「貧血用薬」の今回は、配合成分と
主な副作用、受診勧奨の お話をしますね。
鉄分
👆鉄欠乏を生じやすい「年長乳児・幼児」
不足した鉄分を補充する成分です。
フマル酸第一鉄
溶性ピロリン酸第二鉄
可溶性含糖酸化鉄
クエン酸鉄アンモニウム
「鉄分」の注意点・副作用
・「鉄製剤」は、服用すると
便が黒くなることがあるが。。
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副作用などの異常では ない!
・服用前から、便が黒い場合は。。
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貧血の原因として「消化管内」で
出血している可能性!
・鉄分の吸収は「空腹時」が高いとされるが
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「消化器系」への副作用を軽減するためには
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「食後」に服用
👆 鉄鍋は黒いので、便も黒くなるイメージ。
【鉄製剤の副作用の症状】
悪心(吐きけ)、嘔吐(おうと)、
食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、
下痢など、胃腸障害の副作用。
「腸」で溶けるコーティング剤も
「胃」への負担を軽減するため
「腸溶性」の製品もある
(ちょうようせい)
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胃ではなく「腸」で溶けるように
コーティングされている製品のこと
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胃と腸の「pH」の違いを利用
鉄以外の「金属成分」3つ
❶ 銅(硫酸 銅)
❷ コバルト(硫酸 コバルト)
❸ マンガン(硫酸 マンガン)
❶ 銅
・ヘモグロビン産生の過程で、
鉄の「代謝・輸送」に重要な役割
・「硫酸銅」は、補充した鉄分を利用して
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ヘモグロビンの産生を助ける
【覚え方のイメージ】
「銅」は、ヘモグロビンと同じ「赤色」
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「ヘモグロビン産生」との関連性あり!
❷ コバルト
・「赤血球」ができる過程において
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必要不可欠なビタミン B12の構成成分
・硫酸コバルトは、骨髄での造血機能を高める
【覚え方のイメージ】
ビタミンB12の別名
「シアノコバラミン」➡ コバルト
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ルトは伝説の勇者「ロト」に置き換えて
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ロトの血を引くもの ➡ 造血機能
❸ マンガン
・糖質、脂質、タンパク質の代謝に働く
「酵素」の構成物質
・硫酸マンガンは、エネルギー合成を促進
【覚え方のイメージ】
「マンガン電池」に置き換えて
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電池 ➡「エネルギー」
ビタミン成分
👆「ビタミン成分」のイメージとして。
① ビタミンB6(ピリドキシン)
ヘモグロビンの産生に必要不可欠!
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「貧血」を改善する
② ビタミンB12(シアノコバラミン)
・正常な「赤血球」の形成に働く
・「葉酸」が配合されることもある
(ようさん)
👆「葉酸」を含む食材のイメージとして。
「葉酸」は、特に女性が摂取して
おきたい栄養素として有名ですね。
③ ビタミンC(アスコルビン酸)
消化管内で「鉄」が吸収されやすい状態
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「ヘム鉄」の状態に保つ
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(ミネラルの吸収を高めるヘム鉄が登場)
受診を勧める場合(受診勧奨)
食事の偏りなど、食生活を改善しつつ
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2週間位 使用しても改善しない場合は。。
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消化管 出血、痔、子宮筋腫、月経過多など
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出血性 疾患による「慢性的」な血液損失が
原因の可能性!
👆「消化管 出血」による吐血(色の違い)
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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