こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
公衆衛生用薬「殺虫剤」「忌避剤」の今回は、
配合される「殺虫成分」の お話をしますね。
① 有機リン系
👆写真は「不可逆的」のイメージです。
「不可逆的」は、変化したら
元に戻せない性質でしたよね。
・「アセチルコリン」を分解する酵素
(アセチルコリンエステラーゼ)と
👇
不可逆的に結合し、その働きを阻害!
・ほ乳類や、鳥類への毒性は比較的、低い
👇
速やかに分解・排泄されるため
・高濃度、または多量に曝露した場合
👇
縮瞳(しゅくどう)、呼吸困難、
筋肉麻痺などが現れたら、受診!
ジクロルボス
ダイアジノン
フェニトロチオン
フェンチオン
トリクロルホン
クロルピリホスメチル
プロペタンホス
「有機リン系」覚え方の語呂合わせ
「ジクロルボスは、プロの味音痴(オンチ)」
👇
(オンチは「チオン」に入れ替えてください)
👆「プロの味音痴」のイメージとして。
(味音痴の手料理に困惑する家族)
② ピレスロイド系
👆写真は「除虫菊」です。
・「除虫菊」の成分から開発
・速やかに自然分解し、残効性が低い
👇
「家庭用殺虫剤」として用いられている
・神経細胞に直接作用し、神経伝達を阻害!
・「○○リン」と名付くが。。
➡「有機リン系」では ない!
ペルメトリン
フタルスリン
フェノトリン 👈 唯一 人体に直接 適用
(シラミの駆除に)
③ カーバメイト系
プロポクスル
④ オキサジアゾール系
メトキサジアゾン
「 ③ と ④ 」共通作用と注意点
👆「可逆的」のイメージとして。
・「アセチルコリン」を分解する酵素
(アセチルコリンエステラーゼ)と
👇
可逆的に結合し、その働きを阻害!
「有機リン系」は不可逆的にでし
たね。区別できるように覚えます。
・「有機リン系」に比べて、毒性は低い
可逆的(元に戻せる性質)なので
「毒性も低い」と連想できますね。
③ と ④ いずれも
👇
「ピレスロイド系」に対して。。
👇
「抵抗性」を示す害虫の駆除に用いる
要するに「ピレスロイド系」が
効かなかった場合は、こちらを
お試しください ということです。
「 ③ と ④ 」覚え方の語呂合わせ
「バカっぽくする、アジア人の可能性は低い」
👇
バカ ➡ カーバメイト系
ぽくする ➡ プロポクスル
アジア人 ➡ メトキサジアゾン、
オキサジアゾール系
可能性 ➡ 可逆的に
低い ➡ 毒性は低い
👆引用元:https://www.ac-illust.com
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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