こんにちは。氷河 期世代です。
今回は、神経質・精神不安・不眠などの改善
が目的の「漢方処方製剤」の お話をしますね。
先ずは、6種類の漢方薬まとめを。
後半には、名前が似ている2つの
「竜骨 牡蠣 湯」を区別ができる
ように お話しますので、どうぞ
神経質、精神不安、不眠などに
👆 比較的 長期間(1か月位)のイメージ。
6種類のうち「柴胡 加 竜骨 牡蛎 湯」以外は
👇
すべて構成生薬に「甘草」を含みます!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(甘草を含まない漢方薬まとめのお話です)
「体質の改善」を主眼としているため
👇
比較的 長期間(1か月位)
服用されることが多い
👇
ただし「酸棗仁湯」は1週間位まで!
6つの漢方処方製剤まとめ
👆「小児夜泣き」のイメージとして。
体力中以上 柴胡加竜骨牡蛎湯 👈 大黄あり!
体力中 抑肝散(よくかんさん)
体力中 抑肝散 加 陳皮 半夏
(よくかんさん か ちんぴ はんげ)
体力中以下 酸棗仁湯(さんそうにんとう)
体力中以下 加味帰脾湯(かみきひとう)
体力中以下 桂枝加竜骨牡蛎湯
3つの体力中等度以下のうち、
酸棗仁湯と、加味帰脾湯には
「小児夜泣き」は適しません!
柴胡加竜骨牡蛎湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう)
👆「便秘」で調子の悪い「大腸」のイメージ。
構成生薬に「甘草」を含みません!
【効能効果】体力中等度以上 👈 大黄あり!
精神不安、動悸、不眠、便秘などを
伴う、高血圧の随伴症状、神経症、
更年期神経症、小児夜泣き、便秘に。
「便秘」➡「大黄」入り ➡
「体力がある人向き」である
ことが、連想されますよね。
「大黄」については👆こちらから、どうぞ。
「柴胡 加 竜骨 牡蛎 湯」の注意点
・体力虚弱、胃腸虚弱で下痢しやすい人、
瀉下(しゃげ)薬(下剤)を服用中の
人には不向き
👇
腹痛、激しい腹痛を伴う下痢の副作用
・まれに、重篤な副作用として
👇
「肝機能障害」「間質性肺炎」
「肝機能障害」の詳細は👆こちらをどうぞ。
「間質性肺炎」の詳細は👆こちらをどうぞ。
桂枝加竜骨牡蛎湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう)
👆「眼精疲労」に効くとされる「顔ツボ」
構成生薬に「甘草」を含みます。
【効能効果】体力中等度以下
疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすい
ものの神経質、不眠症、小児夜泣き、
夜尿症、眼精疲労、神経症に。
「桂枝 加 竜骨 牡蛎 湯」の注意点
・発疹や、発赤、搔痒(そうよう)感が
現れたら ➡ 使用中止!
・まれに重篤な副作用「偽アルドステロン症」
偽アルドステロン症から「甘草」
入りであると、連想されますね。
「偽アルドステロン症」の詳細は👆こちら。
覚え方「桂枝」と名付く漢方薬
「桂枝」がつく漢方処方製剤の
共通点として、体力がない人向け
であることを おさえておきます。
「桂枝 ➡ 軽視 ➡ 軽く見える ➡ 弱々しい」
👇
というイメージで、体力中以下と連想します
👆「体力がない」状態のイメージとして。
「桂枝」つながりの漢方薬は👆こちらから。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。