こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
小児の疳を適応症とする「小児 鎮静薬」に
配合されます 生薬成分の お話をしますね。
小児の疳(かん)生薬成分5つ
👆「生薬」のイメージとして。
❶ 牛黄(ゴオウ)👈 ウシ
❷ 麝香(ジャコウ)👈 シカ
❸ 羚羊角(レイヨウカク)👈 ウシ
❹ 沈香(ジンコウ)
❺ 甘草(カンゾウ)
先ずは、主な生薬成分5つから。
最後に、その他の生薬成分5つで
合計10種類の生薬が登場します。
緊張や興奮を鎮めて血液循環を促す
👆 ウシのイメージとしての「闘牛」
鎮静作用のほか、血液循環 促進作用も期待
👇
「強心薬」にも用いられる
❶ 牛黄(ゴオウ)
基原:ウシ科、
ウシの胆嚢(たんのう)中に生じた結石
❷ 麝香(ジャコウ)
基原:シカ科、ジャコウジカの
オスの麝香腺(せん)分泌物
緊張や興奮を鎮める「鎮静」作用
動物系の生薬のうち、牛や鹿など
の「獣系」は、「興奮を鎮める」
イメージで覚えました。
❸ 羚羊角(レイヨウカク)
基原:ウシ科、サイカレイヨウの角
(高鼻レイヨウ)
👆写真は「羚羊角から水牛角へ」代替を
イメージするための「水牛車」です。
詳細は、下記リンク先のブログ
(283)から、ご確認いただけ
ます(竜脳の枠内リンクです)。
「鎮静」「健胃」「強壮」作用
👆 写真は、沈丁花(ジンチョウゲ)です。
❹ 沈香(ジンコウ)
基原:ジンチョウゲ科、
ジンコウ、その他の同属植物の
材質中に、黒色の樹脂が沈着した
部分を採取したもの
👆 沈丁花は、天然の香料として
お線香にも用いられています。
小児の疳では「健胃」作用
👆「小児の疳」のイメージとして。
❺ 甘草(カンゾウ)
基原:マメ科、カンゾウまたは同属植物の
根、および根茎
効果:小児の疳を適応症とする「生薬製剤」
では「健胃」を期待して用いられる
👇
配合量は、比較的少ないことが多い
が、他の医薬品などから摂取される
「グリチルリチン酸」にも、注意!
👇
大量摂取が継続しないように!
(偽アルドステロン症のおそれ)
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
その他の「生薬成分」5つ
👆「竜脳」のイメージを探していたら。。
2023年の兎(うさぎ)年から
2024年の辰年へ バトンタッチ♥
① 竜脳(リュウノウ)
➡「ボルネオール」を含む
👆こちらから復習していただけます。
② 動物胆 ➡ 熊胆(ユウタン)を含む
③ 丁子(チョウジ)
👆詳細は「胃の薬」で後ほど再登場。
👆こちらから、ご確認いただけます。
👆「人参」があればゴキゲン♪な ウサギ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは、👇こちらからでも飛べます。