「こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
今回は、みずむし等に使用する「外皮用薬」
の配合成分「抗真菌成分」の お話をしますね。
抗真菌成分は、細胞「壁」ではなく
細胞「膜」に作用する点に、注意!
真菌の「真」は「ま」と読むので
「まく(膜)」をイメージします。
「イミダゾール系」抗真菌成分
👆「みずむし」のイメージとして。
皮膚糸状菌の「細胞膜」を。。
・構成する成分の産生を妨げる!
・透過性を変化させ、増殖を抑える
・成分名は「○○ゾール」
オキシコナゾール硝酸塩
ネチコナゾール塩酸塩
ビホナゾール
スルコナゾール硝酸塩
エコナゾール硝酸塩
クロトリマゾール
ミコナゾール硝酸塩
チオコナゾール
「イミダゾール系」注意点・副作用
・かぶれ、腫れ(はれ)、刺激感などの副作用
・「イミダゾール系」で かぶれたことのある人
👇
他の「イミダゾール系」成分の使用も N G!
【注意!ややこしい成分名】
成分名に「イミダゾール」が付く
抗ヒスタミン成分に、要注意!
👇
「ジフェニルイミダゾール」
「イミダゾール系」は、成分名の中に
「イミダゾール」は入っていません!
その他の「抗真菌成分」
👆「みずむし」に薬を塗るイメージとして。
作用ごとに、下記の5つに分類されます。
❶ 細胞膜を構成する成分の産生を
妨げる
❷ 細胞膜に作用して輸送機能を妨げる
❸ 患部を「酸性」にして菌の発育を
抑える
❹ 菌の呼吸・代謝を妨げる
❺ その他の「その他の抗真菌成分」
作用の特徴と、成分名、それぞれ
覚え方の語呂合わせ・イメージも
一緒に お話しますので、どうぞ。
❶ 細胞膜を構成する成分の産生を妨げる
アモロルフィン塩酸塩
ブテナフィン塩酸塩
テルビナフィン塩酸塩
「産生を妨げる」作用は、先に
お話した「イミダゾール系」と
共通していますね。
覚え方の語呂合わせ・イメージとしては。。
👇
「フィン ➡ fin ➡ 終わり」という意味なので
👇
「産生を妨げられて終わる」というイメージ
❷ 細胞膜に作用して輸送機能を妨げる
皮膚糸状菌の増殖・生存に必要な物質の
増殖を抑えます。
シクロピロクスオラミン
覚え方の語呂合わせ・イメージとしては。。
👇
「ドラ○ンボール」で、元気玉のために
元気を「輸送」してもらうイメージで
👇
「みんな!オラに元気を運んできてくれ!」
👆引用元:https://www.ac-illust.com
❸ 患部を「酸性」にして菌の発育を抑える
患部を「酸性」にすることで
皮膚糸状菌の発育を抑えます。
ウンデシレン酸
ウンデシレン酸亜鉛
覚え方の語呂合わせ・イメージとしては。。
👇
産後の育児は、大変だと痛感する様子を
イメージして「産後の育児は試練」
👇
酸性、発育を抑える、ウンデシレン酸
👆「産後の育児は試練」のイメージとして。
❹ 菌の呼吸・代謝を妨げる
・皮膚糸状菌の呼吸や、代謝を妨げることで
増殖を抑える
・単独では、抗真菌作用が弱いため
👇
他の抗真菌成分と、組み合わせ配合される
ピロールニトリン
覚え方の語呂合わせ・イメージとしては。。
👇
「ピロー」は、英語で「枕」のことなので
👇
「ニ○リの!2枚重ねで、呼吸が楽になる枕」
👇
組み合わせ配合、呼吸や代謝を妨げる
👆「枕(ピロー)」のイメージとして。
❺ その他の「その他の抗真菌成分」
トルナフタート
エキサラミド
覚え方の語呂合わせ・イメージとしては。。
👇
「マジで、サラミのフタ、取るな!」
👇
マ ➡ 真(抗真菌)、エキサラミド、
トルナフタート
👆「サラミ」のイメージとして。
生薬成分(モクキンピ)
👆 写真は、モクキンピの基原「ムクゲ」で、
「木槿」と書いて「むくげ」と読みます。
木槿皮(モクキンピ)
基原:アオイ科、ムクゲの幹皮(かんぴ)
効果:エキスは、皮膚糸状菌の増殖を抑える
👇
「みずむし」に
モク「キン」ピなので、
生薬名から「菌」がイメージ
しやすく、覚えやすいですね。
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ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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