こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
まして今回も、医薬品の剤形ごとの違いと、
適切な使用方法についての お話をしますね。
❷ 口腔用 錠剤
👆「③ トローチ」の剤形のイメージとして。
① 口腔内 崩壊錠
② チュアブル錠
③ トローチ・ドロップ
① ② ③ の「口腔用錠剤」に共通
するのは水なしで服用可!です。
① 口腔内崩壊錠
・口中の唾液で、速やかに溶ける
・「水なし」で服用できる
・固形物の飲み込みが困難な人でも、口中で
溶かして、唾液とともに容易に飲み込める
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高齢者、乳幼児、水分摂取に制限がある人
② チュアブル錠
・口中で舐(な)めたり、嚙み砕いて服用
・「水なし」でも服用できる
③ トローチ・ドロップ
・口中で舐めて、徐々に少しずつ溶かして服用
・✕ 嚙み砕く、飲み込む
・口中や、喉(のど)に薬効を期待するもの
が多い
❸ 散剤・顆粒剤
👆「散剤」いわゆる粉薬のイメージとして。
散剤と顆粒(かりゅう)剤の違い
散剤:粉末状
顆粒剤:小さな粒(つぶ)状
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粒の表面がコーティングされて
いるものも あるため
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嚙み砕かずに、水などで飲み込む
「❶ 錠剤」よりも服用しやすいが。。
・「❶ 錠剤」を飲み込むことが困難な人に
・口中に広がって。。
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歯や、入れ歯の間に挟まってしまう
ことがある
・苦味や、渋味を強く感じることもある
服用するときの工夫
・飛散を防ぐため、あらかじめ少量の水
または、ぬるま湯を口に含んでから服用
・何回かに分けて、少しずつ服用
・口中に散剤などが残った場合は
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さらに水などを口に含んで。。
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口腔内を「すすぐ」ようにして飲み込む
👆 口腔内を「すすぐ」イメージとして。
❹ 経口液剤・シロップ剤
「経口液剤」とは
・内服用で「液状」の剤形
・「固形製剤」よりも飲み込みやすい
・有効成分が液中に溶けて、分散しているため
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服用後は比較的、速やかに消化管吸収される
白糖など糖類を混ぜた「シロップ剤」
「経口液剤」では、
苦味や、においが強く感じることがあるため
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「小児用」では、
糖類を混ぜた「シロップ剤」が多い
「不適正な使用」が問題に!
有効成分の「血中濃度」が上昇しやすい!
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「習慣性」や「依存性」のある成分が配合
された「鎮咳去痰薬」などで不適正な使用
👆「血中濃度」のイメージとして。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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