こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
今回も「薬が働く仕組み」より、内服以外で
使用される医薬品の「粘膜吸収」の お話です。
内服以外の用法による「粘膜吸収」
👆適用部位が肛門である「坐剤」のイメージ。
適用部位から
有効成分を吸収させることによって
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「全身作用」を目的とする医薬品が ある
【適用部位と医薬品の剤形】
肛門 ➡「① 坐剤」
口腔 ➡「② 舌下錠・咀嚼剤」
① 坐剤(ざざい)
👆「坐剤」のイメージとして。
肛門から挿入し、直腸内で溶解
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薄い直腸内壁の粘膜から、有効成分を吸収
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直腸粘膜下には「静脈」が豊富に分布し
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有効成分が、容易に循環血液中に移行する
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内服の場合よりも、速やかに全身作用が現れる
肛門・口腔の静脈血は「肝臓」を通らない
初めに「肝臓」で代謝されることなく全身へ
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「全身性」の副作用を生じることが ある!
直腸の「上部」から吸収されると。。
「坐剤」でも、
有効成分が直腸の上部から吸収されると
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「肝臓」で代謝されて。。
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全身へ分布する成分量が少なくなる!
👆「坐剤」のイメージ。。子どもの頃に
発熱すると、解熱の「坐剤」が嫌で
嫌すぎて、健康意識が高まりました。
失礼しました。つい、トラウマが。
② 舌下錠・咀嚼剤
有効成分が「口腔粘膜」から
吸収されて、全身作用を示します。
口に含むため「内服」と混同されやすい!
例 ❶ 抗狭心症薬「ニトログリセリン」
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舌下(ぜっか)錠、スプレー
例 ❷ 禁煙補助薬「ニコチン」
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咀嚼(そしゃく)剤
「① 坐剤」と同じく肝臓を通らない静脈血
初めに「肝臓」で代謝されることなく
全身に分布するため。。
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「全身性」の副作用を生じることが ある!
ご覧いただき、ありがとうございました。
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