こんにちは。氷河 期世代です。
排尿異常の改善に用いられる漢方処方製剤、
今回は「獣」系、3種類の お話をしますね。
繰り返しになりますが、排尿異常の
全5種類のうち「甘草」を含むのは
「竜胆瀉肝湯」のみ!です。
猪苓湯(ちょれいとう)
👆「獣」系の漢方薬3種類のイメージとして。
【効能効果】体力に関わらず
排尿異常があり、ときに口が渇くものの
排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに。
「猪苓湯」の覚え方・語呂合わせ
覚え方の語呂合わせ、イメージとして
👇
「元気な(体力関わらず)猪に遭遇して
異常事態(排尿異常)!緊張して口も渇く」
👇
猪 ➡ 猪苓湯
👆「猪苓湯」のイメージとしての「猪」
竜胆瀉肝湯 (りゅうたんしゃかんとう)
構成生薬に「甘草」を含みます。
【効能効果】体力中等度以上
下腹部に、熱感や、痛みがあるものの
排尿痛、残尿感、尿の濁り(にごり)、
こしけ(おりもの)、頻尿に。
「竜胆瀉肝湯」の注意点
胃腸虚弱で、下痢しやすい人には、不向き!
👇
胃部不快感、下痢などの副作用
「竜胆瀉肝湯」覚え方・語呂合わせ
覚え方の語呂合わせ、イメージとして
👇
「竜が濁った痰(たん)を吐いたら
自分のお腹(下腹部)に貼り付いた」
👇
竜・痰 ➡ 竜胆瀉肝湯
👆「竜胆瀉肝湯」のイメージとして。
体型から、竜が濁った痰を吐いたら
下腹部に貼り付きそう ですよね。
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
【効能効果】体力中等度以下
疲れやすく、四肢が冷えやすく尿量減少、
むくみがあり、ときに口渇があるものの
下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、
かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、
高血圧の随伴症状に。
【高血圧の随伴症状とは】
肩こり、頭重、耳鳴りなど。
「牛車腎気丸」の注意点・副作用
👆 のぼせて赤ら顔には不向き!のイメージ。
・胃腸虚弱で下痢しやすい人、または
👇
のぼせが強く赤ら顔で、体力充実の
人には、不向き!
👇
胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸
などの副作用
・まれに、重篤な副作用として
👇
「肝機能障害」「間質性肺炎」
「肝機能障害」の詳細は👆こちらからどうぞ。
「間質性肺炎」の詳細は👆こちらからどうぞ
「排尿異常の改善」漢方薬の覚え方
👆 どっち?「区別する」イメージとして。
排尿異常の改善に用いられる漢方薬のうち
👇
重篤な副作用の記載があるのは
「牛車腎気丸」のみ!
👇
「牛車腎気丸」と「八味地黄丸」は
効能効果が同じような内容で、
体力も同じく中等度以下
👇
ゆえに重篤な副作用の記載があるか否かで
判断し、区別できるよう覚えました。
「八味地黄丸」は次回 登場します!
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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