こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
共通点として構成生薬に「麻黄」を含む
「薏苡仁湯」「麻杏薏甘湯」の お話です。
この2つの漢方処方製剤は「体力」
と「注意点」が共通しています。
混同しないよう「効能効果」から
特徴をおさえて判断、区別します。
薏苡仁湯(よくいにんとう)
👆「筋肉の腫れ」のイメージとして。
構成生薬に「甘草」と「麻黄」を含みます。
【効能効果】体力中等度
関節や、筋肉の腫れ(はれ)や、痛みが
あるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に。
薏苡仁湯は、慢性的な痛み
(疼痛:とうつう)に!
逆に麻杏薏甘湯は、軽度の急性的
な症状に用いられるイメージです。
「薏苡仁湯」の注意点
体力虚弱、胃腸虚弱、発汗傾向
の人には、不向き!
👇
悪心、嘔吐(おうと)、胃部不快感の副作用
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
👆「いぼ」のイメージとして。
構成生薬に「甘草」と「麻黄」を含みます。
【効能効果】体力中等度
関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、
手足のあれ(湿疹・皮膚炎)に。
麻杏薏甘湯の「薏」は、生薬成分
ヨクイニン(薏苡仁)を表します。
薏苡仁(ヨクイニン)の詳細は👆こちらです。
「麻杏薏甘湯」の注意点
体力虚弱、胃腸虚弱、発汗傾向
の人には、不向き!
👇
悪心、嘔吐、胃部不快感の副作用
「麻黄」には、発汗促進作用が
あるため発汗傾向の人には不向き
というイメージで、覚えました。
👆こちらから、復習していただけます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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