こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
解熱鎮痛成分として、またはそれを助ける
作用をもつ7つの生薬成分をお話しますね。
最後に、ほんの少しですが
「コンドロイチン」も登場します。
解熱鎮痛成分(生薬成分)
👆「生薬成分」のイメージとして。
【はじめに】
解熱鎮痛に用いられる生薬成分は。。
👇
プロスタグランジンの産生を抑える
作用とは異なる!と されている
👇
化学的に合成された成分を
使用できない場合に使うことができる
👇
(例:アスピリン など)
先ずは、代表的な解熱鎮痛成分と
して4つの生薬成分をおさえます。
① 地竜(ジリュウ)
② 芍薬(シャクヤク)
③ 牡丹皮(ボタンピ)
④ 防己(ボウイ)
① 地竜(ジリュウ)
基原:フトミミズ科、内部を除いたもの
作用:古くから「熱さまし」に用いられる。
感冒時の解熱に
➡ エキスを製剤化した製品。
② 芍薬(シャクヤク)
👆 写真は、ボタン科「芍薬」の花です。
基原:ボタン科、シャクヤクの根
作用:鎮痛鎮痙(ちんけい)、鎮静、
内蔵の痛みにも。
「立てば芍薬、座れば牡丹。。」
という古い例えがありますように
同じボタン科を基原にもつ芍薬
と、牡丹皮はセットで覚えます。
③ 牡丹皮(ボタンピ)
基原:ボタン科、シャクヤクの根皮
作用:鎮痛鎮痙、鎮静、
痔の症状の緩和にも。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
④ 防己(ボウイ)
基原:ツヅラフジ科、蔓(つる)性の茎
及び根茎を通例、横切りしたもの
作用:鎮痛、尿量増加(利尿)など。
【日本薬局方収載】
煎薬(せんやく)として
👇
筋肉痛、神経痛、関節痛に。
以上の4つが「解熱鎮痛剤」
の主な生薬成分たちでした。
その他の生薬成分
👆「補助」のイメージとして。
⑤ 甘草(カンゾウ)
⑥ 生姜(ショウキョウ)
⑦ 桂皮(ケイヒ)
解熱鎮痛の「補助成分」たちです。
甘草は、もう お馴染みですよね。
⑤ 甘草(カンゾウ)
・マメ科、抗炎症作用
・他の解熱鎮痛成分と組み合わせ配合
👆こちらから、復習していただけます。
⑥ 生姜(ショウキョウ)
・ショウガ科
・発汗促進、解熱を助ける
・他の解熱鎮痛成分と組み合わせ配合
いわゆる「しょうが」のことです。
👆「生姜」のイメージとして。
⑦ 桂皮(ケイヒ)
・クスノキ科
・発汗促進、解熱を助ける
・他の解熱鎮痛成分と組み合わせ配合
いわゆる「シナモン」のことです。
👆 身体を温める美味しいスパイス。
(生姜・桂皮のイメージとして)
生姜と桂皮は、主に「胃の薬」で
後々、再登場します。お楽しみに。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
コンドロイチン硫酸ナトリウム
・関節痛や、肩こり痛などの改善を促す
・他の解熱鎮痛成分と組み合わせ配合
コンドロイチンは、関節痛などの
改善を目的に「滋養強壮保健薬」
の範囲でも後々、再登場します。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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