こんにちは。氷河 期世代です。鼻の症状に
用いられる漢方薬4種類のうち、残り2つの
辛夷清肺湯と、小青竜湯の お話をしますね。
いずれも比較的、長期間
(1か月以上)使用される
こともあるため、留意です!
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
👆 蓄膿症(ちくのうしょう)のイメージ。
構成生薬に「甘草」は含まれません!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(甘草を含まない漢方処方製剤まとめです)
【効能効果】体力中等度以上
濃い鼻汁、熱感を伴う鼻づまり、
慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に。
辛夷清肺湯の注意点・副作用
👆「冷え症には不向き」のイメージとして。
・虚弱、胃腸虚弱で冷え症の人には、不向き!
👇
胃部不快感の副作用
・まれに、重篤な副作用として。。
👇
「肝機能障害」「間質性肺炎」
「腸間膜 静脈 硬化症」
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(腸間膜 静脈 硬化症つながりの漢方薬です)
辛夷清肺湯の覚え方・イメージ
👆「母親と息子」のイメージとして。
母親と息子の会話をイメージします
👇
こっちに来い(濃い)と手招きしながら
👇
母親「熱が出て辛い(辛夷)から
朝刊(腸間膜)取ってきて」
👇
息子「ないない」と、断る。。
👇
「ないない」は、構成生薬に重要な3つの
生薬が含まれていないことを示します。
「重要な3つの生薬」については👆こちらへ。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
構成生薬に「甘草・麻黄」を含みます!
【効能効果】体力中等度またはやや虚弱
薄い水様痰(すいようたん)を伴う咳や
鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、
鼻炎、アレルギー性鼻炎、
むくみ、感冒、花粉症に。
小青竜湯は、主に感冒薬(かぜ薬)
として、手引きには登場しますが
「鼻の症状」にも用いられる
ことがある、とされています。
小青竜湯の注意点・副作用
👆引用元:https://www.photo-ac.com/
・虚弱、胃腸虚弱、発汗傾向の人には不向き!
👇
悪心、胃部不快感の副作用
発汗促進作用のある「麻黄」入り
の場合、発汗傾向の人には不向き!
でしたよね。
・まれに、重篤な副作用として。。
👇
「肝機能障害」「間質性肺炎」
「偽アルドステロン症」
「肝機能障害」の詳細は👆こちらからどうぞ。
「間質性肺炎」の詳細は👆こちらからどうぞ。
「偽アルドステロン症」の詳細は👆こちらへ。
小青竜湯の覚え方・語呂合わせ
👆 将棋の八冠「竜王」のイメージとして。
「偽(にせ)の竜王が、薄っぺらい
甘~い言葉を吐いたので、青ざめた」
👇
偽 ➡ 偽アルドステロン症
竜と青 ➡ 小青竜湯
王 ➡ 麻黄あり
薄っぺらい ➡ 薄い(水様痰)
甘い ➡ 甘草あり
吐いた ➡ 痰
👆「偽の竜王」のイメージとして。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。