こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
皮膚の症状に用いられる漢方薬4種類のうち
残り2つ、十味敗毒湯と当帰飲子の お話です。
いずれも比較的、長期間
(1か月以上)使用される
こともあるため、留意!です。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
👆「1か月」のイメージとして。
構成生薬に「甘草」を含みます!
【効能効果】体力中等度
皮膚疾患、発赤、蕁麻疹、
化膿性、または急性 皮膚疾患の初期、
湿疹・皮膚炎、みずむし に。
「十味敗毒湯」の注意点
化膿性、または急性 皮膚疾患の初期、
急性湿疹に用いる場合は、1週間位まで!
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改善しなければ専門家に、相談!
👆「1週間位」のイメージとして。
「十味敗毒湯」の覚え方・イメージ
十味敗毒湯の特徴「化膿性 皮膚疾患」に着目!
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「化膿しているところには、毒が入(敗)って
いる味がする」というイメージで覚えました。
👆 毒味(どくみ)のイメージとして。
当帰飲子(とうきいんし)
構成生薬に「甘草」を含みます!
【効能効果】体力中等度以下
冷え症、皮膚が乾燥するものの
湿疹・皮膚炎(分泌物の少ない)、
痒み(かゆみ)に。
「当帰飲子」の注意点
胃腸虚弱で、下痢しやすい人には、不向き!
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胃部不快感、腹痛の副作用
👆 写真は、生薬の当帰(トウキ)です。
「痔疾(じしつ)用薬」の範囲で
チラリと初登場していましたね。
「当帰」の詳細は👆こちらからご覧ください。
「当帰飲子」の覚え方・イメージ
当帰飲子は、前回お話した消風散とは逆で。。
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分泌物が少なく、皮膚の乾燥が特徴!
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「乾燥して、喉が乾いた子が家に帰って
飲み物を飲む」イメージで覚えました。
👆「家に帰って飲む子」のイメージとして。
「当帰」つながりの漢方処方製剤
漢方薬名に「当帰」が入って
いるものを まとめました。
👆 こちらは「当帰 四逆 加 呉茱萸 生姜湯」
👆 こちらは「当帰芍薬散」の詳細です。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
つづきは👇こちらからでも飛べます。