こんにちは。氷河 期世代です。今回は、
皮膚の症状に用いられる「漢方処方製剤」
4種類のうち、先ず2つを お話しますね。
① 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)👈
② 消風散(しょうふうさん)👈
③ 十味敗毒湯
(じゅうみはいどくとう)
④ 当帰飲子(とうきいんし)
いずれも比較的、長期間
(1か月以上)使用される
ことがあるため留意!です。
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
👆「口内炎」のイメージとして。
構成生薬に「大黄(ダイオウ)」を含みます。
【効能効果】体力中等度以上
口渇、尿量が少ない、口内炎、
便秘するものの蕁麻疹、湿疹・
皮膚炎、皮膚の痒み(かゆみ)に。
「茵蔯蒿湯」の注意点・副作用
虚弱、胃腸虚弱で下痢しやすい人には不向き!
👇
激しい腹痛を伴う下痢の副作用
繰り返しになりますが「漢方薬」
の構成生薬には「甘草」が含まれ
ていることが多いです。しかし。。
茵蔯蒿湯には、含まれていない上に
「大黄」を含む点に大注目します!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(甘草を含まない漢方処方製剤まとめです)
「茵蔯蒿湯」の覚え方・語呂合わせ
👆「大王」のイメージとして。
登録販売者ごるごり様の語呂と似ていますが
👇
「いんちん口内炎 大王」
👇
大王(だいおう)➡ 大黄(ダイオウ)
👇
イラストのように強くて元気(体力がある)
👇
太っているので便秘をイメージさせる
👇
さらに便秘は肌荒れの原因(蕁麻疹)
「大黄」が含まれている漢方薬は
体力中等度以上(体力がある)の
人向きであることも、おさえます。
生薬の「大黄」は👆こちらから、どうぞ。
消風散(しょうふうさん)
👆「あせも」のイメージとして。
構成生薬に「甘草」を含みます。
【効能効果】体力中等度以上
皮膚疾患、蕁麻疹(じんましん)、
痒みが強く分泌物が多い、局所の
熱感があるものの湿疹・皮膚炎、
みずむし、あせも に。
「消風散」の注意点・副作用
不向きな人は「茵蔯蒿湯」と同じ。
副作用の共通点は おなか(腹部)。
虚弱、胃腸虚弱で下痢しやすい人には不向き!
👇
胃部不快感、腹痛の副作用
「消風散」の覚え方・イメージ
分泌物が多く、熱感をもつ特徴に注目!
👇
覚え方のイメージとしては。。
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「熱をもち、ジュクジュクと湿っている
ところに、風を当てて消す(乾かす)」
👇
ジュクジュクは分泌物をイメージします。
👆「風を当てて消す(乾かす)」イメージ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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